企業、経営者は、経済社会発展事業に重要な役割を果たしています。経済が困難に直面する時、ベトナムの企業、経営者は生産、経営の発展を維持するとともに、共同体に対する自らの役割と責任を果たしています。

企業、経営者の社会的責任とは「企業の利益を初めとする社会全体の発展のため、労働者とその家族全員の生活向上を通して持続的な経済発展に対する企業の貢献である」 と考えられています。ベトナム経済が様々な困難に直面している背景の下で、多くの企業は、企業管理の効果向上を目指すため投資、経営の計画を変更させ、当面の利益をもたらす製品の生産に集中し、無駄な必要のない生産コストを節約しています。また、南部ドンナイ(DongNai)省にある電気機械器具、電子の経営に従事しているテン・ナム・ホア貿易・サービス業有限会社は常に慈善活動に参加しています。今年も、同社は、貧困な状態にある生徒、身体障害児への奨学金の支給、貧困者と被災者へのプレゼントにおよそ20億ドンを拠出しました。同社のグェン・ミン・トウ副総裁は次のように語りました。(テープ)
「テン・ナム・ホア社の指導者は、会社員1500人に対し、社会共同体へのさらなる責任を持つよう励んでいます。我が社がこれまで行なった慈善活動を通して、私たちは各地に住む被災者、貧困者への困難の軽減を分かち合いたいのです。」
トウ副総裁はこのように語りました。
ベトナムの企業、経営者は、国内だけでなく、隣国の社会共同体に対しても責任を果たしています。例えば、ベトナムのナム・サオ肥料生産総公社所属カンボジアナム・アオ肥料生産会社はカンボジアに住む貧困者への支援物資の引渡しを何度も行なってきました。カンボジアナム・アオ肥料生産会社のチャン・バン・ギア社長は、カンボジアの被害者への支援物資を引き渡した際に、次のように語りました。(テープ)
「今回の洪水で、カンボジアにある5つの県の被災者を対象に支援物資を引き渡しました。私たちは、カンボジアの生徒や農民を中心にして支援運動を常に行なっています」
ギア社長はこのように語りました。
他方、ホーチミン市にあるニャ・ブイ建築建設会社は経営生産活動が様々な困難に直面していますが、慈善活動に積極的に参加しています。同社のグェン・ヌ・フォン取締役会長兼総裁は次のように語りました。(テープ)
「現在、多くの実業家、経営責任者は企業と経営者が社会的責任を持つ必要があることを認識し始めました。これは、ある程度、大きな影響を持ちます。特に、国が困難に直面している現在、社会的責任は、労働者の就業機会確保、労働者の生活向上などを通して示されると思います。」
フォン取締役会長兼総裁はこのように語りました。
ベトナムの企業と経営者は、社会的責任を積極的に果たすことは、社会共同体におけるそれらの企業と経営者の素敵な姿の維持に適切な利益をもたらすことでしょう。