党7中総 3件の議題を協議

(VOVWORLD) - ハノイで開催中の第12期ベトナム共産党執行委員会の第7回総会では、各レベルの幹部育成、給与構造の改革、社会保険政策の改革について協議が集中的に行われています。

総会の開幕式典で演説に立ったグエン・フー・チョン党書記長は、これらの議題は国の重要な課題であると強調しました。

党7中総 3件の議題を協議 - ảnh 1総会で演説を行っているチョン党書記長 

幹部育成 決定的な要素

演説で、チョン書記長は、幹部育成は国の発展事業にとって決定的な要素であると述べ、ハイレベルをはじめ各レベルの幹部育成に関する第12回党大会決議を引用し、能力の面でも道徳の面でも優秀な幹部づくりの重要性を強調しました。

また、党中央書記局は、「工業化と現代化事業の幹部戦略」のこの20年の実施状況を総括した上で、幹部育成草案を作成することを担当する委員会を設立することにしたと明らかにしました。

チョン書記長は、この20年、幹部育成に関する多くの政策をとってきたものの、幹部育成作業の効果はまだ低いという質問に答えるよう求め、次のように語りました。

(テープ)

「国内外の情勢を分析・予測した上で、幹部と幹部育成へのマイナス面かつプラス面の影響を始め、この作業に関する任務・背景を明らかにする必要があります。その上で、この作業に残された問題を解決して、ハイレベルをはじめ、能力的にも道徳的にも質の高い各レベルの幹部づくりを目指すために、当面の任務と長期的な任務を明らかにし、企画的な対策を見出さなければなりません。」

給与構造の根本的な改革

給与構造改革について、チョン書記長は、給与構造は、経済社会発展に関する各政策、労働市場、サラリーマンの生活、汚職防止対策などと密接につながっていると述べ、給与構造改革の重要性を強調しました。チョン書記長は次のように語りました。

(テープ)

「給与構造改革の重要性と実施可能性に関する認識について一致した上で、それぞれの段階の総合的目標と具体的な目標を定め、残されている問題を早期に解決するための実施可能性が高い措置を見出す必要があります。今回の給与構造改革が労働者に原動力をつけて労働効率を高め、経済の競争力と効果を向上させるようにしなければなりません。」

全国民あげての社会保険加入を目指す

社会保険制度の完備について、チョン書記長は、国の経済社会発展のビジョンを分析・予測した上で、社会保険制度の完備を進めるよう求め、次のように語りました。

(テープ)

「社会保険の対象者を拡大して全国民あげての社会保険を展開することや、社会保険の長期的な支出バランスを保つこと、新情勢に相応しい定年を調整すること、年金をもらうための社会保険加入条件を緩和させることなどについて、観点、目標、改革内容などを明らかにしなければなりません。その作業をするとき、国営セクターと民間セクターでの労働者、働いている人と定年退職した人、社会的弱者など全ての国民に関心を寄せる必要があります。」

このように語ったチョン書記長は今総会に参加している党中央委員らに対し、責任感を高め、集中的な研究・討議を行い、これらの草案の作成に全力を尽くすよう要請しました。

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