党中央執行委員会第6回総会の主な内容

(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように、10月3日、グエン・フー・チョン党書記長の主宰のもと、第13期ベトナム共産党中央執行委員会第6回総会が9日間の日程で開幕しました。総会では、国の重大な課題が討議されるということです。
党中央執行委員会第6回総会の主な内容 - ảnh 1第13期ベトナム共産党中央執行委員会第6回総会の様子=Trọng Phú/VOV

総会の冒頭で、チョン書記長は5つの問題を取り上げ、中でも、2022年の経済社会状況と国家予算の実施状況、および、2023年の経済社会開発計画と予算案などがあります。

チョン書記長は、急速かつ複雑に推移している世界情勢のベトナムの経済社会開発事業への影響を分析したうえで、総会に対し、これまでに達成された成果や、未解決の課題、困難、問題点などを指摘し、その解決策を模索するよう要請しました。

(テープ)

「当面、我々は多くの困難と試練に直面することが予想されます。金融、物価、貿易、投資などの分野で圧力が高まり、短・中長期の発展に影響を及ぼすことが懸念されます。外からの圧力に対応しながら、内部の問題を解決する必要があります。インフレや、外貨の為替相場などの圧力が大きな試練となっています」        

一方、2021~2030年期における国家のマスタープランと2050年までのビジョンに関し、チョン書記長は次のように語りました。

(テープ)

「これは我々が初めて実施する難しい新期の任務です。経験は浅いですが、これは重要な任務です。そのため、詳細を研究しなければなりません。その目標は2021~2030年期における国家のマスタープランと2050年までのビジョンを効果的に実施することです」          

党中央執行委員会第6回総会の主な内容 - ảnh 2グエン・フー・チョン党書記長=Trọng Phú/VOV

工業化・近代化事業を促進する案に関し、チョン氏は、「ドイモイ(刷新)事業が始まってからこの35年間、とりわけ、この10年間、国の工業化・近代化事業は重大な成果を収め、ベトナムの年平均経済成長率を6・17%にすることに寄与しているが、『2020年をめどにベトナムを近代的工業国に発展させる』という目標はまだ達成されていない」と指摘しました。そのうえで、「工業化・近代化事業を促進するための具体的な措置、強化策、任務、目標、解決策を提案する必要がある」と訴えました。

他方、社会主義的法治国家の建設事業に関し、チョン書記長は次のように提案しています。

(テープ)

「これは基本的かつ複雑な問題であり、社会主義体制の存続や、国の迅速かつ持続可能な発展に関わるものです。そのため、党中央委員会は、社会主義的法治国家の建設・完備を包括的に研究し、具体的な方策を講じる必要があります。その中で、権力の監視や、行政改革の促進、司法改革、幹部の能力向上と道徳教育などは差し迫った問題です」

今総会では、党建設事業と政治システムの健全化も重要な議題となっています。これはベトナム共産党の第13回全国代表大会決議に盛り込まれた重要な目標です。これに関し、チョン書記長は総会の参加者らに対し、「第5回総会決議の実施状況を評定したうえで、今後の目標・任務を定めるよう」求めています。

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