党中委第8回総会が出した政策

9日ハノイで閉幕した第11期ベトナム共産党中央委員会第8回総会では様々な差し迫った課題が討議され、全党、全軍、全国民の注目を集めています。これらの課題は新しいものではありませんが、世界と地域の情勢が政治や、経済、安全保障、社会などの面で複雑に推移している現在、重要な意義を持つものと評されています。当放送局のグエン・ダン・ティエン(Nguyen Dang Tien)総裁のコメントは今総会の内容について分析します。


党中委第8回総会が出した政策 - ảnh 1

経済社会発展に関しては、第8回総会は、マクロ経済の安定、インフレに関すリスク、不良債務、不動産市場の低迷状態、生産用の資本不足問題、経営投資環境改善の結果、企業の困難解決などを詳細に討議しました。

また、経済再構築や経済回復、成長モデルの刷新、社会安全保障確保、国民の生活改善も主要議題となりました。党中央委員会はこれらの問題について具体的な意見をまとめて、第13期国会第6回会議に上程する予定です。

教育訓練の基本的かつ全面的刷新に関しては、党中央委員会は「この数十年間、教育訓練部門は様々な成果を収めてきたが、多くの弱点も見せている」と指摘した上で、「第1の国策として見られる教育訓練部門の刷新に力を尽くさなければならない」と強調しました。

また、「教育訓練の基本的かつ全面的刷新とは、考え方と政策から目標、内容などまでの刷新である。教育訓練に対する党の指導方法と国家の管理方法も刷新する必要がある。教育訓練部門への投資は国の発展事業への投資であり、優先課題としてみなさなければならない。『教育訓練活動の質的向上や、学習と実行の結合、生涯学習への条件作り』という方向に沿ってその刷新を進める必要がある」としています。

現憲法改正に関しては、党中央委員会は「これは党と国家を含む政治システム全体の特別に重要な任務である」とし、憲法改正案に様々な意見を寄せました。これらの意見と提案も国会に上程されます。

さて、新時代における祖国防衛戦略も今総会の主要議題の1つです。全党、全軍、全民族の原則的な観点は「あらゆる状況においても国の独立、主権、統一、領土保全を確保し、党、国家、国民、現体制、国益、政治安全、社会秩序を保護しなければならない」ということです。

党中央委員会は「ベトナム東部海域いわゆる南シナ海情勢をはじめ世界と地域の情勢が複雑に推移しており、敵対勢力がベトナムを破壊しようとしており、市場経済のマイナスの影響や管理・指導活動における弱点による問題が浮上している現在、その立場を維持し、国の平和安定を守るために相応しい政策を実施すべきだ」と再確認しました。

第11期ベトナム共産党中央委員会第8回総会が出した路線を徹底的に実施することにより、ベトナムは自国の発展事業をさらに促進できるようになると期待されています。

ご感想

他の情報