党大会報告案に盛り込まれる党建設作業


現在、ベトナム共産党第12回全国代表大会に上程される報告案が国民の意見を集約するために、公開されています。これらの報告案の中で、党建設作業が、国の経済社会発展事業を左右する死活問題として位置づけられています。実際上、党建設作業や、党内の綱紀粛正、健全化は特別重要な役割を果たすといえます。


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第12回党大会に提出される政治報告案は、健全な共産党の建設という内容で始まりました。これによりますと、今後も、全党、全軍、全国民は党建設事業を促進していく必要があります。


政治・思想面での刷新

政治面に関して、報告案は、党建設事業に関連する基本的な問題を取り上げています。中でも、党の指導能力の向上や、党内の綱紀粛正、党員の批判と自己批判の強化、党建設に対する国民の役割の発揮、党員の能力向上、党の活動方式の刷新などは重要な任務として見られています。

また、思想面に関しては、党員の道徳衰退防止対策や、理論研究の質的向上、理論の適用などが緊急任務とみなされています。これらの問題は国民の注目を集めています。ハノイ市民ファン・バン・キンさんは次のように語りました。

(テープ)

「今回の大会は、党建設作業を重要視していますね。これは国の存亡や、党の役割を決める問題だからです。また、これは緊急任務でもあると思います。」


党の活動の質的向上と党員の能力向上

政治報告案は、党員の心身練磨を党建設事業の重要な課題の1つとして取り上げ、「党員は国民の手本になるべきだ」と強調しました。

また、人事問題、党内の選挙、幹部推薦活動を刷新しなければならないとも指摘しています。具体的には、党内の幹部らは道徳と才能を兼ね備えた人でなければならないとしています。これに関し、ハノイ市民レー・スアン・ビックさんは次のような見方をしています。

(テープ)

「政治報告案の中には、幹部問題に触れていますが、この問題に関してはホーチミン主席の教えを徹底的に実現しなければならないと思います。党は幹部の能力向上を重視する必要があります。」

さらに、政治報告案は、汚職防止対策と党の指導方法の刷新を党建設事業の重要な一部として位置付けています。汚職防止対策に関しては、汚職撲滅へ向けて、断固たる措置を取ると強調しました。そして、党の指導方法の刷新に関しては、「党は、国民の・国民による・国民のためのものであり、国民の監視の下に置かれ、国民に直接責任を負う」と再確認しています。

ベトナム共産党第12回全国代表大会に上程される報告案が党建設事業の重要性を強調することは、この問題に関する党内の認識の変化を示し、党の健全化事業に寄与することでしょう。

 

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