全世界に向けた人権の価値向上

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既にお伝えしましたように、12日、ニューヨークの国連総会で、国連の人権理事会の理事国選挙が行われ、ベトナムは高い得票で選出されました。
この重要な出来事にあたり、ベトナムの声放送局はファム・ビン・ミン外相に対し「全世界に向けた人権の価値向上」に関するインタービューを行ないました。

ある国が国連の人権理事会に立候補するということは、人権の推進や保護の問題に対する、その国の路線や政策を示すと同時に、各国との外交政策をも表明するという事です。ベトナムが2014から2016年までの任期の、国連人権理事会に立候補したのは人権の保護、尊重とそれらの履行、に関するベトナムの一貫した政策実施のきっかけにすると同時に、国際社会への主体的かつ積極的な参入という、党と国家の外交路線を具体的に展開する事が狙いです。

ミン外相は「国連の人権理事会のアジア太平洋地域枠に立候補するということは、ベトナムの大きな努力であった」と強調し、次のように語りました。

(テープ)

「多くの国が立候補しましたが、アジア地域枠からの改選国数は4ヶ国しかありませんでした。これは、人権理事会が重要であることの要素を示してきました。そして、ベトナムは高い得票で選出されました。
これは、人権の推進、保護問題におけるベトナムの取り組みと成果が各国から高く評価されたことや、ドイモイ刷新事業におけるベトナムの成功の結果であり、さらに、各国は世界におけるベトナムの役割と地位を高く評価したことをも表しています。」

ベトナムは法治国家の建設を行い、人権を憲法に盛り込んでいます。また、ベトナムが国連のミレニアム開発目標を達成したことは、国連と国際共同体から高く評価されました。それらは、ベトナムが人権の推進と保護問題における責任ある国であることを示す証となっています。

ミン外相は次のように語りました。  

(テープ)

「ベトナムは国連の諸活動に積極的に貢献してきました。特に、ベトナムは2008年から2009年の任期で国際連合安全保障理事会、非常任理事国を勤めました。その他、ベトナムはアセアン東南アジア諸国連合や、ASEMアジア欧州会合などの諸活動に多大な貢献を成してきました。」

人権理事会の任期3年の理事国として、ベトナムは全世界に向けた人権の保護と推進に、直接に寄与するチャンスに恵まれます。国連の人権理事会の今後の活動についてミン外相は次のように語りました。

(テープ)

「人権理事会の理事国であるベトナムは、人権の保護、推進分野に関する国連の規則の立案と整備に寄与するチャンスがあります。発展途上国のベトナムは人権理事会が効果的に活動するように働きかけます。一方で、人権理事会の活動を通して、ベトナムは人権の保護と推進を良好に行うために各国の経験を見習う事も出来ます。」

計画に基づき、ベトナムは2014年1月1日をもって、国連の人権理事会の初の活動に参加します。今回の任期にベトナムは人権理事国としての役割を立派に果たし、世界中の人権の保護と推進に大きく寄与することでしょう。

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