10月15日、ベトナム共産党は大衆工作の開始82周年を記念します。この82年間、ベトナム共産党は大衆工作から多くの経験を得てきました。大衆工作はあらゆる時点や分野において、革命の成敗を左右する重要な役割を担ってきました。

これまでに、ベトナム共産党は大衆工作に多くの成功を収めてきました。それぞれの地方はそれぞれに異なる方法を取りながら、いずれも、人民の権利と社会のコンセンサスを達成する目標に向かって取り組んできました。ホーチミン市の大衆工作活動に携わっている幹部は賃貸住宅の所有者に対し、労働者120万人に支援するため電気代と水道料金の値上げをしないよう説得しました。一方、南部バーリア・ブンタウ省は土地回収対象者に、共産党と政府の主張を理解するため宣伝教育を行いました。
しかし、政府監査機関の報告によりますと、現在、土地に関する国民の訴訟と陳情の7割が地方レベルからであり、解決されていないため、多くの人々は共産党と政府の中央機関に赴いて、陳情を行っています。
このように、同じ政治システムや法律でありながら、それぞれの地方で、その実施効果が異なっています。そのため、大衆工作に最も重要な役割を担う要素はその活動に携わる人々です。共産党と政府の主張を深く理解したうえで、自分の合法的な権利が保障されることを認識する人民は共産党の政策を自発的に実施することになることでしょう。

一方、現在、大衆工作を行う幹部の業務能力には限界があります。多くの国民は共産党と政府の主張を十分に理解してないため、中央にまで持って行かざるを得ないのです。そうした理由で、大衆工作を行う幹部は優秀な業務能力が必要とされています。
生前、ホーチミン主席は革命に対する大衆工作の重要性について、「大衆工作が下手な人は他の何事も下手である。大衆工作が上手ければ、何をやっても成功する」と言いました。人民の意見や願望に耳を傾け、理にかなった提案を出す大衆工作の幹部は地方レベルの陳情の解決だけでなく、社会のコンセンサスと国の発展事業に寄与することでしょう。