(VOVWORLD) - ハノイで開催中の国会で、出入国管理法改正案が討議されています。その中で、科学技術を出入国管理に導入することは新しい時代の要求に応えるとされています。
今国会に提出されている出入国管理法改正案は、行政改革の要求に応えるとともに、関連法律との統一性を保障するためのものです。また、電子政府づくりが促進されている背景の中で、この改正案は科学技術を出入国管理に導入する方針を掲げています。北部バクザン省選出のチャン・ヴァン・ラム議員は、この方針は、出入国管理を強化するとともに、国民に便宜を図るであろうと述べ、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム国民の情報に関するデータベースが構築されていますが、これからの課題は、データベースを活用することができるようなソフトウエアと管理工程を構築することです。そうするためには、設備の面でも、人材の面でも充実させることが重要です。」
出入国管理法改正案に関する討議において、ICチップ搭載のパスポートや、出入国関連国家データベース、デジタル署名に関する改正案の規定などが議員からの意見を受けました。南部ソクチャン省選出のグエン・ドゥク・キエン議員は次のように語りました。
(テープ)
「まずは、陸路・空路・海路におけるすべての国境検問所を結合させるネットワークを構築することです。そのネットワークにより、出入国の管理を強化し、外国人観光客の安全を確保することができると思います。」
また、科学技術の導入につれて、情報保護とサイバーセキュリティーは重要な課題となるとの意見も相次ぎました。