2013年、ベトナムの労働者の海外派遣事業は多くの困難に直面しましたが、韓国がベトナム人労働者を再び受け入れると共に、他の国々もベトナム人の労働者を受け入れることに同意することで、派遣事業における新しい展望が開かれました。

2014年始めに、ベトナム労働傷病軍人社会事業省と韓国雇用労働省は特別な覚書に調印しました。この覚書の有効期限は1年間だけですが、ベトナム人労働者およそ1万6千人に喜びをもたらしました。この覚書によりますと、韓国はベトナム人労働者を引き続き受け入れることになります。国外労働者管理局のグェン・ゴック・クイン( Nguyen Ngoc Quynh) 局長は次のように語りました。
(テープ)
「韓国市場に関して、ベトナム首相は労働者を韓国へ派遣する時、預託金を預ける義務が課せられることを試験的に実施しています。これは一定の効果を見せてきました。韓国との労働契約の期限が切れても帰国しない労働者の割合が削減されました。今年、私たちは韓国と労働者派遣契約を引き続き結ぶことを望んでいます」
他方、2014年、長年にわたり、ベトナム人労働者を受け入れている日本、台湾、マレーシアなども、多くのベトナム人労働者を受け入れることを望んでいます。国外労働者管理局のダオ・コン・ハイ( Dao Cong Hai) 副局長は次のように語りました。
(テープ)
「私達はベトナム人の労働者を長年にわたり受け入れているマレーシア、台湾、日本、韓国への労働者の派遣にも取り組んでいます。その他、中東地域と北アフリカも数多くのベトナム人を受け入れています。ベトナムはこれらのひとつの国に1万人の労働者を派遣することができます」
その他、日本やドイツへのベトナム人労働者派遣事業も順調に行われています。2014年に、ベトナム経済が多くの困難に直面し、失業者の数も増える見通しですが、海外へ労働者を派遣するのは経済社会の安定化と貧困解消事業に寄与することでしょう。