この20年、ベトナムは医療保険に関する政策の実施を行ってきました。先週行われたハノイで開催中の第１３期国会第６回会議で、国会議員は医療保険に関する政策の履行の成果を討議しました。

国会常務委員会の監視報告によりますと、2009年から2012年までの4年間に、医療保険加入者数は8,6％増となり、国家予算からのこの事業へ拠出された金額は2009年の４兆５３７０億ドンから２０１２年には１６兆９３７０億ドンにのぼりました。

医療保険への加入者が総人口の７０％にのぼったことは、国民あげての医療保険という制度の実現に重要な一歩となりました。

国会社会問題委員会のグェン・バン・ティン( Nguyen Van Tien)副主任は次のように語りました。

（テープ）

「医療保険に関する政策の実施を開始してから２０年間、そして、医療保険法の施行から４年後の現在、ベトナムはこの問題に関して、重要な成果を収めました。特に、政府は貧しい人々、少数民族の人々、６歳以下の子供、高齢者などが無料で医療保険に加入する為支援してきました。これは社会保障のための重要な政策です」

このような成果をさらに活用する為、医療保険に関する政策をさらに精力的に実施する必要があります。

先ほどの国会社会問題委員会のグェン・バン・ティン( Nguyen Van Tien)副主任は病院の管理方法に関して、次のように語りました。

（テープ）

「私たちは第一に診断サービス地区と医療保険による診断地区とを分離させる必要があります。第２には国立病院の運営における透明性を確保しなければならないということです。これを実現する為、政府は各病院に融資を出す必要があります」

人事問題に関して、グェン・バン・ティン副主任は次のように語りました。

（テープ）

「医療保険の独立監査は非常に重要な意義を持っています。２００８年、国会は医療保険法を討議した時、多くの議員は監査人を配置する必要があるという意見がありました。当面、私たちは監査人の配置に力を入れる必要があります。他に重要な問題は医療保険による診断とそうではない診断との平等性を保障するということです」　　　　

一方、ハノイで開催中の第１３期国会第６回会議では医療保険法の改正案が討議されることになります。