(VOVWORLD) -第15期国会第7回会議は、中部ダナン開発促進に向けた特殊政策・メカニズム、および特別な都市行政の試行に関する決議を採択しました。これに基づき、ダナン市は、マイクロチップ、半導体、人工知能開発への投資に関する特殊政策・メカニズムを試験的に講じるようになります。
2023年末現在、ダナン市の関連機関は、アメリカの電子系設計ソフトウェア開発・販売する企業「シノプシス」、半導体メーカー「インテル」などと協力合意書を締結しました。また、ダナン市の大学は、半導体・IC集積回路分野において人材育成を行っています。
IC設計・人工知能研究訓練センターのレ・ホアン・フックセンター長は、近日中に、ダナン市人民委員会は、半導体・集積回路分野への投資を集中的に誘致する為に、5000人の育成を継続すると明らかにし、次のように語っています。
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「ダナン市は、協力と投資振興を基礎に、IC設計・人工知能分野で活躍する外国の大手企業の注目を集めています。また、ダナン市人民委員会は、半導体産業でこれらの企業と戦略的協力を結んでいます。これから、私たちは、国内の企業とスタートアップ企業とのエコシステム開発を実施する方針です」
現在、ダナン市は、半導体集積回路を集中的に開発するための4つの方策を講じています。それらは、人材育成開発、インフラ整備、投資優遇、および国際協力となっています。現在、ダナン市にある工業団地は、国際基準を満たしており、半導体集積回路メーカーの生産規模の発展と拡張に便宜を図っています。さらに、ダナン市は、半導体集積回路メーカーにたいする優遇政策やメカニズムを講じています。
ダナン市人民委員会のホー・キ・ミン副委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「現在、世界の大企業は、ダナン市を視察、市内に代表事務所を開設しています。ダナン市は、他の地方と同様の政策のほかにも、半導体産業開発に関する政策を講じています。市内には、ハイテク地区、工業団地、ソフトウェアパークなどがあります。ソフトウェアパークで活動する半導体集積回路メーカーはダナン市の優遇政策の対象となります」
専門家の評価によりますと、ダナン市は、半導体集積回路開発に繋がる環境や、インフラ整備、人材、質の高い教育訓練施設に恵まれているとのことです。