各地方、新型コロナ予防対策を強化

(VOVWORLD) - この数日、各地方は新型コロナウイルス感染症予防対策の強化に関する首相の指示を履行し、様々な措置を同時にとっています。これらは国民の健康保護と経済社会発展を目指すものです。

首相指示を受け、中部高原地帯テイグエン地方ラムドン省当局は省内の各市、県に対し、疫病対策を強化するよう要請しました。したがって、省内では、宣伝啓蒙活動や、不法入国事件の摘発と処理、省民の外出自粛などが積極的に展開されています。また、疫病が複雑に推移している地方から帰省する人々の医療申告、または、隔離措置が厳格に実施されています。ラムドン省医療局のグエン・ドゥク・トゥアン局長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「医療局は関連各機関で、疫病予防対策に関わる訓練活動を頻繁に行っています。また、省レベルから末端レベルに至るまでの医療施設は関連各機関と連携して、連続的に疫病に関する情報を更新しています。特に、疫病が複雑に推移している地方から帰省する人々と観光客の管理を優先課題と見なしています。つまり万全な対策をとっています。」

一方、北部山岳地帯ソンラ省も警戒レベルを引き上げ、市場や、医療施設など公共の場でのマスク着用の義務化や、出入国の管理強化などの措置をとっています。特に、出入国の規定に違反する行為を厳罰の対象にしています。

他方、ラオスとの468キロの国境線を持つ中部ゲアン省では、省内に駐屯している国境警備部隊は国境全線で、56か所の仮設検問所と11の移動検問所を設置しています。東北部クアンニン省の当局は住民に対し、警戒心を高めるよう呼びかけるとともに、市場や、医療施設など公共の場でのマスク着用の義務化、大勢の人々が集まるイベントの開催停止などの措置を実施しています。また、出入国の管理強化も優先課題と見なしています。

南部各省も厳格な予防対策活動を行っています。キェンザン省の国境警備部隊は陸上だけでなく、海上国境線の管理も強化しています。同部隊は陸上国境全線で41か所の仮設検問所を設定するほか、海上で、4つの巡査チームを展開しています。また、疫病予防対策の重要性と不法出入国問題の危険性などに関する住民の認識向上を目指し、宣伝活動を強化しています。

50.5キロの国境線と2か所の国境検問所を持つドンタップ省は公安部隊や、国境警備部隊、軍部隊、民兵からなる新型コロナ予防対策の特殊チームを設立しました。各地方の努力と断固たる措置により、新型コロナウイルスによるパンデミックが早期に制圧されることが期待されています。

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