国の経済が迅速に発展し、国民の生活が大きく改善されている現在も、社会的弱者がいます。その中には、高齢者、身寄りのないお年寄り、国の功労者、低所得者がいます。党と国家の政策に従って、毎年、テトを迎えるたびに、党、国家、政府、国会の指導者らは各地方を訪れ、住民にテトのお祝い言葉を述べるとともに、テトのプレゼントを贈ります。

カントー市に住む貧困者と低所得者のもとを訪れた時、グエン・スアン・フック首相は、「党と国家は常に、功労者、労働者、貧困者に特別な関心を寄せている」と再確認しました。一方、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は、ハイズオン省を視察した際、功労者や、貧困者、困難な状況にある人々を支援するための同省の行政府の努力を高く評価し、次のように語りました。

(テープ)

「今後も、ハイズオン省の指導部は、枯れ葉剤被害者や、貧困者の生活改善を目指し、さらに取り組んでいくよう要請します。また、功労者と労働者を支援していく必要があります。」

他方、ダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席とチュオン・ホア・ビン副主席はそれぞれ、ロンアン省とホーチミン市を視察し、功労者や、貧困者、困難な状況にある人々、少数民族の人々のもとを訪れ、プレゼントを贈りました。

各地方も様々な支援活動を行っています。北部ランソン省はその1例です。先ごろ、同省人民委員会は功労者や、貧困者、困難な状況にある人々に1万人分のテトプレゼントを手渡しました。同省労働局のグエン・クアン・トゥアン局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「今年、テトプレゼント1人分は50万ドンに相場です。これは、地元の予算と各企業の支援によるものです。ランソン省の労働組合と赤十字協会はそのデリバリーを担当しています。」

一方、功労者や、貧困者、困難な状況にある人々合わせて13万戸が住んでいる中部沿海クアンナム省も様々な措置をとっています。同省労働局のフィン・タン・チェウ局長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「わが省の指導者らは各地に行って、功労者や、貧困者、困難な状況にある人々にプレゼントを手渡しました。これは住民を鼓舞しています。」

テトを迎えるにあたり、功労者や、貧困者、困難な状況にある人々を支援することはベトナム国民の習慣となっており、「ほかの人たちと困難を分ちあう」というベトナム人の美徳を示しています。