(VOVWORLD) -第15期国会第1回臨時会議が11日午後終了しました。会議は短期間で、オンライン形式によって開催されましたが、今国会で定められた内容は、国の発展事業、特に、ベトナムが経済回復に努力している背景の中で、重要な意義を持っています。
第1回臨時国会は、新型コロナウイルス感染症予防対策、及び、社会経済の回復と発展プログラムを適宜に補助するための差し迫った重要な問題を定めてきました。
2021年∼2025年期の5カ年計画にとっても有意義である
社会経済回復・発展プログラムを補助するための財政・金融政策に関する決議は、臨時国会の閉幕式で採択されたものであり、新型コロナのパンデミックへの対応、社会経済の回復と発展、労働市場の回復、社会福祉と社会保障の確保にとって極めて有意義なものであるとされています。
約350兆ドン、(約1兆7500億円)相当の経済刺激パッケージは、政府が新型コロナウイルス対策に主体的に対応すると共に、社会経済の持続的な回復と発展を適宜に補助することに役立つと期待されています。このプログラムは、主に2022年と2023年の2年間で実施されており、医療、新型コロナ対策、社会保障、労働、雇用創出、企業、協同組合、交通インフラ整備、デジタル転換、気候変動への適応、自然災害の克服などに集中されることになります。
特筆すべきことは、これらの財政・金融政策を効果的に展開すると共に、2021年∼2025年期の平均成長率を6.5~7%にするという目標と社会経済指標の達成を確保するためには、国会は、国の重要なプロジェクトや、重要なインフラ建設プロジェクトなどに対する投資家の選択や、委託などに関する幾つかの特殊政策、規制の適用を許可することにしました。
また、社会経済回復・発展プログラムを補助するための財政・金融政策を実現するためには、国会は、2022年と2023年の2年間で、国家予算の支出超過を年間平均GDPの1〜1.2%(最大240兆ドン)増加させることを決定しました。
さらに、国会は、交通インフラ開発が特別に重要な任務であることを認定しています。現在の背景の中で、2021年∼2025年期に東部南北高速道路の建設プロジェクトを早期に展開することは、公共投資の実施を促進し、経済の回復と発展に貢献してゆくとされています。そこで、臨時国会は、この建設プロジェクトにも集中的に討議しました。
臨時国会の結果について、北部イエンバイ省イエンバイ市に住むダン・コック・ヒュウさんは次のような見解を述べています。
(テープ)
「臨時国会は成功しました。有権者たちは、今国会の決定を信頼しています。新型コロナウイルス感染症が早期に抑制されるならばは、国が引き続き発展してゆくと確信しています。初の臨時国会は、経済の回復と発展を目指して困難や問題点を解決してきたと言えることでしょう。」
集団の知恵を活用する
国会の最初の臨時会議は、国、企業の差し迫った要求、国民の生計と生活に応えるために、様々な問題点を適宜に解決してきました。全国63の省・市の国会議員らは、オンライン形式で臨時会議に参加しましたが、積極的に討論し、自らの見解を述べると共に、複数の意見や提案を出しました。関連各機関はこれらの意見をまとめ、法案や、決議案に盛り込みました。
記者会見で、臨時国会の結果を通知するクオン国会理事長 |
ブイ・バン・クオン国会理事長は次のように語っています。
(テープ)
「これは、第15期国会の革新を示す証です。私たちは、国の開発の要求、及び、党の主張や決議の実施における党のリーダーシップを確保するという要求に応えるために革新するのです。」
第1回臨時国会の結果は、国の実状、国民と企業の希望に対する国会の積極的かつ主体的で責任感を示しています。同時に、国会と政府が、困難や問題点を急ぎに解決し、社会経済の回復と発展、疫病対策に貢献するように、常に有権者の意見に耳を傾けており、絶え間なく努力しいることを示すということです。