(VOVWORLD) -八月革命の勝利は、ベトナム民族を新たな時代へと導きました。それは、社会主義と密接に結びついた独立の時代の始まりでした。これにより、ベトナム国民は従属的な立場から脱し、国の主人公として自らの運命を決定する立場を得ました。
今年8月19日は、ベトナムの「八月革命」79周年記念日です。79年前のこの日、ホーチミン主席とベトナム共産党の指導の下、2000万人以上のベトナム国民が立ち上がり、総蜂起によって政権を獲得しました。この八月革命の勝利は、ベトナムの国家建設と発展の原動力となっています。
20世紀のベトナム革命における偉大な勝利の一つとされる八月革命は、ベトナム共産党の指導下で、ベトナム民族の総合的な力と知恵を結集した結果でもありました。
新時代へ導かれたベトナム民族
八月革命の勝利は、ベトナム民族を新たな時代へと導きました。それは、社会主義と密接に結びついた独立の時代の始まりでした。これにより、ベトナム国民は従属的な立場から脱し、国の主人公として自らの運命を決定する立場を得ました。
ホーチミン主席はこの大きな意義について、「八月革命は長年続いた君主制を覆し、約100年に及ぶフランスの植民地支配に終止符を打ち、国民に政権をもたらした。そして、独立・自由・幸福なベトナム民主共和国の基盤を築いた。これは我が国の歴史における極めて大きな転換点であった」と確認しました。
この勝利は、ベトナム共産党とホーチミン主席の正しい革命路線と優れた指導力を証明しただけでなく、ベトナム民族の団結力、愛国心、知恵、そして自立への意志を示しました。
ハー元所長 |
ベトナム共産党歴史研究所のグエン・マイン・ハー元所長は次のように語っています。
(テープ)
「多くの人々が、愛国心だけでなく、啓発された意識を持ち、国の主人公になるという自覚を持って、自由と独立を守るために全てを捧げると誓いました。これは、中央と地方、政府と国民、党と国民の一致団結を示すものでした」
国家発展への信頼とモチベーションを高める
過去79年間、ベトナムは多くの分野で大きな成果を上げてきました。貧困国、後発開発途上国から発展途上国へと成長し、2045年までに高所得の先進国になることを目指しています。工業化、近代化、広範な国際統合を推進し、経済は高成長を遂げ、国民生活は向上し、独立・主権・領土保全が確保されています。これらの歴史的成果は、ベトナム共産党の指導下での民族全体の団結と自立への意志を示しています。
現在、ベトナムは第13回党大会決議と2021年~2025年の5カ年社会経済開発計画の実施を加速させ、第13回党大会で掲げられた戦略目標の達成に取り組んでいます。
トー・ラム書記長・国家主席(VGP/Nhật Bắc撮影) |
去る8月3日に行われたベトナム共産党書記長の就任式で発言に立ったトー・ラム書記長・国家主席は次のように述べました。
(テープ)
「第13期党中央委員会は、強力な中核となり、全党、全軍、全国民を導いて、第13回党大会決議をはじめとする党の路線を実現していきます。これは、ベトナム社会主義共和国建国100周年を迎え、21世紀半ばまでにベトナムを社会主義志向の先進国へと発展させるという目標達成のための強固な基盤となります」
八月革命から79年、その勝利は全党、全国民、全軍に新時代における更なる飛躍への決意をもたらし続けています。