(VOVWORLD) -国会での報告によりますと、新型コロナウイルス感染症の影響にもかかわらず、ベトナム経済は急速に回復し、インフレ率が抑制されているとしています。
16日午後、ハノイで、第15期国会第3回会議が閉幕しました。今国会では多くの重要な決議が採択され、社会経済回復と開発に貢献するとされています。これらの決議は2022年だけでなく、2021年~2025年の社会経済開発にも重要な意義を持っています。
時宜(じぎ)を得た社会経済回復・開発
今国会における重要な議題の一つに2022年初旬における社会経済開発計画の評価があります。国会での報告によりますと、新型コロナウイルス感染症の影響にもかかわらず、ベトナム経済は急速に回復し、インフレ率が抑制されているとしています。
国会で、議員は複雑な世界情勢の推移がもたらす困難と試練、また有利な条件を分析し、多くの重要な決議を採択しました。これらの決議は、公共投資の実施、社会経済開発回復計画を支援する金融政策の実施に関するものです。北部山岳地帯カオバン省選出のベ・ミン・ドゥク国会議員は次のように語りました。
(テープ)
「今国会で採択された国の重要な計画やプログラム、法律、決議により社会経済回復開発を推進し、国が持続的に発展し、困窮地域に暮らす人々の生活が改善されるようになります」
持続可能な開発のためのインフラを整備
今国会では5件の大規模な投資プロジェクトが可決されました。その中で、カインホア・バンメトート高速道路、ビエンホア・ブンタウ高速道路、チャウドゥク・カントー高速道路の3件の第1フェーズの建設案件があります。これらの建設案件はいずれも優遇政策が適用されます。また、3件いずれの投資案件も公共投資により実施することが決定され、案件の重要性を示しているとされています。
ハノイ市選出のホアン・バン・クオン国会議員は「今国会が国の重要な高速道路建設を可決したことは社会経済のインフラ整備に対する国会の決意を示している」と明らかにしました。一方、中部タインホア省選出のボー・マイン・ソン国会議員は次のように語りました。
(テープ)
「今国会ではホーチミンハイウェイの建設の継続やハノイとホーチミン市の環状道路建設など国の開発にかかわる多くの重要な決議が採択され、国の今後の開発に対する国会と政府の決意を示していると言えます」
今国会の成果は国の開発需要および有権者の願望にも応えるものであり、さらなる国の発展と国民の生活向上の重要な要素となることでしょう。