国会から選出または批准された47の役職に対する信任投票の初導入

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10日、ベトナム国会は国家主席、国家副主席、国会議長、国会副議長、首相、副首相を含む国会から選出または批准された47の役職に対する初めての信任投票を行ないました。これは、国会の監視活動における新たな進歩であると同時に能力と道徳を兼ね備えた人物の選択において国会議員の責任を高める政治的活動となっています。

信任投票の目的は国会が選出、または批准された役職者に対する国会の監視効果向上を目指すことです。ハノイ市選出のディン・スアン・タオ議員は次のように語りました。

(テープ)

「1992年憲法と2003年監視法の中では『国会が国会により選出、批准された役職に対する信任投票を行なう権利がある』と規定しましたが、実際には、まだ実現できませんでした。今回、党の建設と綱紀粛正に関する第11期共産党中央委員会第4回総会の決議を基礎にして、信任投票を行なうことにしました。これは極めて重要な意義を持つ活動であると思います。これは実際に国会の監視活動であり、これを通して、それぞれの国会議員が幹部を客観的に評価するため自らの責任を示さなければなりません。ですから、国会議員が背負う政治的責任は極めて重いのです。」

国会が信任投票を初めて行なうので、準備作業は厳粛で慎重に準備されてきました。国会事務所のグェン・ハイン・フク主任は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナム国会が信任投票を行なうのは今回が始めてです。客観的な信任投票は私たちの関心事です。国会は、信任投票を受ける役職に申請書を送付しました。その中で、それぞれの役職が自らの業務上の成果や道徳、生活スタイルに関する報告を作成しなければなりません。そして、この報告書は信任投票を行なう20日間を前に、それぞれの国会議員の手元に送付されました。国会議員らは、同報告書の他、民族評議会、国会の各委員会の監視結果、そして、人民の意見集約などに従った信任投票を行なうことになります。」

それぞれの国会議員は信任投票へ向けた準備作業を主体的に進めてきました。フート省選出のズオン・ホアン・フォン議員は次のように語りました。

(テープ)

「国会議員はかなり多くの情報を入手してきました。中でも、国会常務委員会、国会機関、政府機関、信任投票される本人からの情報、そして、国会議員が収集した情報もありました。私自身は、多くの情報を収集してきました。私は、最も客観的かつ、忠実な評価を出すため、これらの情報を分析し、詳しく選ぶため全力で頑張りましょう。」

信任投票は有権者の期待にも応えています。南部カント市選出のチャンホンタム議員は次のように語りました。

(テープ)

「有権者は国会による信任投票に期待しています。このことは信任投票される人々に対する圧力をかけるのではなく、信任投票される人々が国会議員を通して国民の信任について分かるようになり、業務上の成果を見直すチャンスです。」

ベトナム国会がこの60年間の創立以来、47の役職に対する信任投票を初めて行なうことは、能力とリーダーシップにすぐれた幹部スタッフの育成へ向けた国家の決意を示すことでしょう。

 

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