ベトナムの声放送局が選んだ国内の10大ニュース
1・『第11期共産党中央委員会第4回総会の決議に従って実施された批判と自己批判は全党の幅広い政治的活動となっている』
第4回総会の決議に従って実施された批判と自己批判は国内各地の幹部、党員、国民の関心を集めています。これは党建設における頻繁かつ連続性あるもので、長期的かつ全面的な活動であり、党と政権の存在を左右するものとなっています。グエン・フー・チョン共産党書記長は「党の歴史を見ると、党が誤りと欠点を認識した上で、克服する決意を示すと党の力が増し、党に寄せる国民の信頼感と支持も強化されることが分かった。困難や試練が溢れている現在、このことは何よりも必要なことである」と強調しました。
2・『第13期国会第4回会議では多くの問題が討議され、採択された』
第13期国会第4回会議では1992年憲法改正案、土地法改正案に対する意見集約が行われた他、国会と人民評議会が任命した役職者の信任投票に関する決議が採択されました。これは第11期共産党中央委員会第5回総会と第6回総会の決議を具体化させたものです。なお、第4回国会会議はテレビとラジオで全国に生中継され、国内外の注目を集めました。
3・『ベトナム経済は安定し、GDP国内総生産の伸び率が5%を超え、インフレ率が7%以下に抑えられた』
自然災害が多発し、気候変動や世界金融危機は悪影響を与え、国内経済不況が効果的克服されない背景の中で、こうした結果は全党、全国民、全軍の大きな取り組みを示しました。また、国営企業、金融市場、銀行、及び投資構造の再構築が進められています。更に工業と農業生産は発展を遂げ、経済社会の安定化に寄与してきました。今年全体の食糧生産高はおよそ4400万トンに達し、農・林・水産物の輸出額は250億ドルを突破し、米、コーヒー、コショウの輸出は世界1となっています。
4・『国境、海、島の主権確保は全民族の関心を集めている』
ベトナムは国家主権と領土保全の確保、及び紛争の解決を交渉を通じて歴史的事実、国際法を基礎に地域と世界の平和、安定の維持に向けて、行なうとの立場を堅持しています。国内外の科学者、歴史研究者や国内外に住んでいる多くのベトナム人はホアンサとチュオンサ両群島に対するベトナムの主権を立証する資料や歴史的証拠を提示しました。
5・『ベトナム・ラオス団結友好年とベトナム・カンボジア友好年』
ベトナム、ラオス、カンボジアで多くの記念活動が行われ、インドシナ3カ国の繁栄、平和、安定、発展に向けての3カ国の団結、友好関係の決意を示しました。
6・『国家交通安全の年に交通事故の件数と死傷者が減少』
グエン・タン・ズン首相はベトナムの声放送に出演し、国家交通安全の年を提唱しました。統計によりますと、交通事故の件数は17%減少し、死者と負傷者はそれぞれ14%あまりと20%減りました。しかし、交通事故とその深刻な状況は今後も社会の痛みとなり続けています。
7・『国家重点的工事が多く完成した』
東南アジアで最大となるソンラ水力発電所は7年間続いた建設された暁に工事が終了し稼動し始めました。総出力2400メガワットのこの発電所は計画より3年間早く完成にこぎつけました。これに先立ち、通信衛星「ビナサット2号」が成功に打ち上げられました。これと同時にハノイのホアラック・ハイテクパークに宇宙センターが起工されました。
8・『3つの重要な政治社会団体の大会』
婦人連合会の第11回全国代表大会、ホーチミン共産青年同盟の第10回大会、及び復員軍人協会の第5回全国代表大会が開催されました。それぞれの大会で、女性、青年同盟員、及び復員軍人たちは党の指導と社会主義建設事業への信頼を強調し、祖国の建設に貢献する意向を表明しました。

9・『ベトナム建国の祖フン王を偲ぶ信仰とビンギエム寺の木版経典が評価された』
先ごろ、UNESCO=国連教育科学文化機関はベトナム建国の祖フン王を偲ぶ信仰を世界無形文化財、また、北部バクザン省のビンギエム寺が所蔵する3050の木版経典を世界記憶遺産として認定されました。これはベトナム文化の独自性を示すと同時に無形文化財の保存が要求されています。
10・『ベトナムのスポーツ部門はロンドン・オリンピックと東南アジアサッカー選手権で成果なし』
ベトナムのナショナル・チームはロンドン・オリンピックで何のメダルも獲得できませんでした。また、東南アジアサッカー選手権の予選でも敗退しました。今後、スポーツ部門が戦略作成、管理、投資、訓練、養成などやるべきことを精力的に実施しなければならないとしています。