現在、国外在留ベトナム人の人数はおよそ400万人にのぼり、100カ国・地域に滞在しています。彼らはベトナム民族と切り離せない一部となっています。26日から30日にかけて、ホーチミン市で、「2020年までのビジョン・国の世界への参入および発展事業に参加する国外在留ベトナム人コミュニティ」と題する第2回国外在留ベトナム人コミュニティ会議が行われ、国の発展に対するこのコミュニティの力を発揮させる狙いがあります。
ハノイでの第1回会議の開幕式の様子
国外在留ベトナム人コミュニティはダイナミックな人々ばかりで、投資、経営、科学技術の分野における管理能力及び所在国にいても地位がある」と評されています。幾人かの人は世界の有名な科学者になりました。例としてはアメリカ物理学会の勲章を獲得したチャン・タン・バン教授や数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞したゴ・バオ・チャウ教授などです。国内の人々と国外在留ベトナム人コミュニティの連携は益々密接になっています。
国外在留ベトナム人コミュニティ委員会委員長を務めるグェン・タィン・ソン外務次官は次のように語りました
「テープ」
「国外在留ベトナム人コミュニティの活動に関するベトナム共産党政治局の決議36号によりますと、国外在留ベトナム人コミュニティはベトナム民族と切り離すこと出来ない一部で、国の発展事業における重要な要素となっています。彼らによる送金額は毎年、10%から15%増になり、2011年までに、92億ドルにのぼっています。その額はベトナムの貧困解消及び社会福祉の確保に寄与しました」
ソン外務次官はこのように語りました
今年9月時点、国外在留ベトナム人コミュニティはベトナムで84億ドル相当の投資プロジェクトおよそ3500件を行っています。ぞれと同時に、国外在留ベトナム人コミュニティ委員会の主宰により、「故郷の春」というイベントや現在のベトナムを建国した祖フン王を偲ぶ儀式、チョォンサー群島の住民を見舞い、プレゼントするというイベントなど様々な活動が行われ、同コミュニティと国内の人々を密接にさせました。これはベトナムの発展事業に寄与しています。そのため、ベトナム共産党と国家は国の世界への参入のための国外在留ベトナム人コミュニティの力を発揮させることを重視しています。
国外在留ベトナム人の代表らがタンロン・ハノイ遷都千年式典に参加
国外在留ベトナム人コミュニティ委員会委員長を務めるグェン・タィン・ソン外務次官は次のように語りました 。
「テープ」
「ベトナムは国外在留ベトナム人コミュニティを奨励するため、国籍法や住宅法、出入国法などで具体化される様々な優先政策をとりました。しかし、現在の差し迫った問題は国内投資法によるものです。多くのプロジェクトは100%の投資を行いたいのですが、実施中には幾つかの困難にありました。ベトナムの主張はオープンですが、各地方でプロジェクトを実施中、地元住民は国外在留ベトナム人を外国投資家として見なしています。ですから、この問題を解決するため、私たちは国外在留ベトナム人コミュニティの活動に関するベトナム共産党政治局の決議36号を法的文書で体系化させます」
ソン外務次官はこのように語りました。
第2回国外在留ベトナム人コミュニティ会議は国の発展に対する国外在留ベトナム人コミュニティの力を発揮させることでしょう。