「国民は国の事案の決定権がある」=第12回党大会の議案

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地方レベルの国民投票

来年、開催されるベトナム共産党第12回全国代表大会に上程される議案には「社会主義制度の民主主義を発揮し、国民の主人公としての権利を施行する」というフレーズが盛り込まれています。全国の幹部、党員、国民は民主主義は社会のあらゆる分野で完全に発揮され、国民が自らの生活と利益、また、国の発展に関連する事案の決定に参加してきたとの見解を示しました。

第12回党大会の議案には「大衆工作作業の刷新と効果向上を進め、党と国民との連携を強化する」という項目があり、その中で、「党の路線、主張を国民の利益と願望に応え、実状に見合うような政策、法律に法制化する必要がある。また、党の指導、国家の管理、国民の監視、検査の役割の具体化を継続する」と明記されています。

大団結作りに向け民主主義を発揮

ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグエン・トゥック氏によりますと、2013年憲法は民主主義と人権を最重要な課題に位置づけています。民主主義に関する共産党の複数の決議や方針が討議、法制化される一方、国会は国民の主人公としての役割を確保するため、多くの法律を公布しました。また、来る第10回国会では信仰宗教法案や報道法改正案、情報入手法案などが提出されます。トゥック氏は次のように語りました。

(テープ)

「国会議員らは国民の意見を伝えるため、声を上げています。共産党は国民の意見を吸収し、決議を調整することもあります。党の方針は国民の願望に合致しなければなりません。」

一方、北部バクザン省党委員会の宣伝教育委員会のグエン・タイ・ホア元副委員長は国民の主人公としての権利を発揮することは国の発展に見合うとの見解を示し、次のように語りました。

(テープ)

「全民族の大団結を発揮するためには国民、とりわけ主人公としての国民の権利を尊重する必要があります。国民は政権と党の指導の対象者であり、目標でもあります。民主体制の施行を目指し、国民の力を発揮しなければなりません。」

あらゆる分野で主人公としての国民の権利を発揮

幹部、党員らは国民の主人公としての権利の施行と民主主義の発揮に関する第12回党大会の議案の内容に賛成を表明するとともに、党と国家のあらゆる方針、政策、法律は国民の正当な権利と願望、利益に応えられる必要がある。また、国民が意見を提出する権利があるとの見解を示しました。北部山岳地帯ハザン省の党員チエウ・ドク・タインさんは次のような意見を述べています。

(テープ)

「これは正しい方針ですが末端組織の党委員会は住民の主人公としての役割を発揮するため、どんな措置を取るのか重要な課題となっています。経済、文化の発展に際し、住民の意見を集約しなければなりません。また、住民は党が打ち出した計画や目標の実施状況を監視する権利があります。」

社会主義制度の民主主義の発揮、国民の主人公としての権利の確保は党に対する国民の信頼や民族大団結、党と国民との連携を強化するとともに人民各層に党と国家の政策、法律を精力的に実施する激励し、祖国の建設防衛事業に国民の大きな力を発揮することが狙いであるとみられます。

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