(VOVWORLD) -今から45年前の1979年1月7日、カンボジアはポルポト政権の大量虐殺から完全に解放され、カンボジアの復興の時代の幕が開けられました。
ベトナム志願兵とカンボジアの女性(写真:TTXVN) |
その勝利において、カンボジア国民を大量虐殺から救い出し、支援したベトナムの志願兵は、ベトナムとカンボジア両国民の間の純粋な連帯のシンボルであり、ベトナムの高貴な国際連帯の精神を示しました。それ以来、ベトナムの国際連帯の精神は今日の国際関係においても受け継がれています。
1978年12月、カンボジア救国民族団結戦線の呼びかけに応え、ベトナム人民軍と国民はカンボジア革命軍と連携して、ポルポト政権を攻撃し、カンボジア全土を完全に解放しました。
純粋な助け合い精神
1979年~1989年までの10年間、カンボジアの再生事業を支援するため派遣されたベトナム人の幹部や専門家は任務を立派に果たしました。ホーチミン国家政治学院・共産党歴史研究院のグエン・マイン・ハー元院長は次のように語りました。
(テープ)
「カンボジア救国民族団結戦線の呼びかけに応じて、私たちはカンボジア国民を大量虐殺から救い出すとともにポルポト政権が引き起こした戦争に巻き込まれないように大量の幹部と兵士を派遣しました。私たちは1979年1月7日に、カンボジアを解放しました。アメリカの多くの研究者はカンボジアをポルポト政権の大量虐殺から救い出したベトナムの取り組みをたたえました」
カンボジアを解放した直後、ベトナムはカンボジアの復興事業を支援するとともに、カンボジア国民の革命の成果を確保するため、多くの専門家を派遣しました。カンボジアの元フンセン首相は「カンボジア政府と国民はベトナムのことを心に刻んでいる。ベトナムの志願兵、幹部、専門家の大きな功労はいつまでもカンボジアの歴史に残っていることを幾度も強調しました。
現時代における国際連帯の精神の活用
カンボジア国民を大量虐殺から救い出してからこの45年間、ベトナムの人道精神と国際連帯精神は具体的行動で受け継がれてきました。2023年2月、トルコとシリアで発生した地震が両国の国民に壊滅的な被害をもたらしたことを受け、ベトナムは捜索、救助、支援活動のため迅速に軍隊を派遣した最初の国の一つとなりました。同時に、ベトナムはこの地震の影響を克服するために、トルコとシリアにそれぞれ10万ドルの緊急援助を行いました。
これより前の2011年に、地震と津波が日本の東北地方に大きな被害をもたらしたことを受け、ベトナム政府は日本国民に20万ドルを支援しました。特に、ベトナムの多くの団体と個人がおよそ780万米ドルに相当する1610億ドンを寄付し、自然災害に苦しむ日本の人々を支援してきました。また、最近、ベトナムは国連を通じて、ガザ地区紛争の影響を受けたパレスチナ人の人道支援のため50万米ドルを提供しました。
ベトナムは国連平和維持活動にも積極的に参加しています。これまでベトナムは国連平和維持活動に任務を遂行するために790人の幹部や兵士を派遣してきました。 6月29日に南スーダンとアビエイでの国連平和維持活動に出発する医師と兵士の送別式で、ボー・バン・トゥオン国家主席は次のように語りました。
(テープ)
「今回の国連平和維持活動に参加する皆さんは民族的な自尊心、創造力、主体性、専門性を発揮し、結束を強化しなければなりません。また、国連をはじめ、世界の友人、国際組織の支持を活用し、地域と世界の平和、安全保障、および国際社会におけるベトナムのイメージアップに貢献するとともに、平和、安定、安全、繁栄の世界の構築に向けてのベトナム人の願いと平和愛好心を伝えるよう希望します」
現在の国際協力関係で人間が中心に置かれる傾向があります。これはベトナムがボランティア活動と国際任務の遂行における目標でもあります。