(VOVWORLD) - 13日、ハノイで第30回外交会議が開幕しました。会議で打ち出された4つの重要の任務の一つは世界情勢が複雑に推移する中で、外交部門は世界経済への参入を進め、企業に対し困難と試練を乗り越えるため、支援するということです。
「ベトナム外交:主体的・創造的・効果的・第12回党大会決議の実施」をテーマにした今回の会議では世界情勢が評価される他、外交部門の健全化、国際社会への参入、経済発展などが主要議題として討議されます。
正しい評価により、適切な支援を行なう
これまで、外交部門は各省庁、部門と協力し、27カ国と戦略的、又は全面的パートナー関係を確立し、16件の自由貿易協定の交渉、締結を行ないました。これらはベトナム企業が国際市場で平等な事業を行い、利益を得た上で、優遇を受けるため、政治的・経済的・法的前提条件となっています。一方、ベトナムと各国の高級代表団の相互訪問はベトナムの企業に経済フォーラムへ参加し、数10億ドルのプロジェクトを締結するチャンスをもたらしています。
ただ、国際社会に参入している途中、企業は世界情勢の変動により、リスクを負っています。第4次産業革命に伴い、共存的競争、電子商取引、スタートアップ、スマート製品の生産などが発展しています。一方、ベトナムが締結した16件の自由貿易協定が発効された際には、ベトナムの企業がどのように複数の規定を守り、優遇を活用するかが大きな課題となります。こうした新たな背景を前に、外交部門は企業を支援するため、頭を悩ませています。
ベトナムの企業の国外進出を支援
ゴック大使 |
在アメリカベトナム大使館のハ・キム・ゴック大使によりますと、ベトナムはアメリカと貿易黒字を実現してはいるものの、長期的には双方の商取引を安定化するため、適切な措置を取らなければなりません。また、アメリカ駐在ベトナム代表事務所の努力を求めるとしています。
(テープ)
「トランプ大統領の政権運営により、不安定な状況が続いています。我々は投資・貿易をはじめ、多くの分野で両国の関係を発展させるため、有利な環境の維持に取り組んでいます。また、トランプ政権にアジア太平洋地域におけるベトナムの重要な役割を見せています。これはベトナム企業に有利な条件を作り出し、多くの分野での双方の協力を推進しています。」
クオン大使 |
こうした中、日本駐在ベトナム大使館は所在国との良好な関係を維持し、投資・貿易協力を強化して、ベトナムの企業の日本進出に道を拓いています。在日本ベトナムのグエン・クォク・クオン大使は次のように語りました。
(テープ)
「現在、ベトナムと日本の関係は最盛期に入っています。これにより、企業間の協力を強化するチャンスが大きくなるでしょう。今後、CPTPPが発効すれば、日本に輸出される我々農産物に適用される税率は0%になります。」
企業の需要は様々なです。それぞれの分野は特徴を持っています。これまで、国外駐在ベトナム代表事務所と企業界は互いに戦略的パートナーとなり、足並みを揃えて、発展の道を歩んでいます。乳製品製造大手THミルクの取締役会のゴ・ミン・ハイ副会長は次のように話しています。
(テープ)
「我が社の発展過程でベトナム外交の印があります。当社はイスラエルに赴き、ベトナムに見合う最適の技術を研究し、信頼にたるパートナーを探り、イスラエルの先進的な技術を畜産に適用した道のりです。現在、我が社は有名な商標をつくり、国際市場に製品を出荷しています。」
新たな時期において、外交部門は企業と力を合わせ、困難を乗り越え、国際社会への参入を推進しています。外交活動は経済発展に貢献しているとみられます。