ガン議長
既にお伝えしましたように、29日、ベトナム国会のグェン・ティ・キム・ガン議長率いる代表団は、ミャンマーの首都ネピドーで開催されるAIPA 東南アジア諸国議員会議の第37回総会に臨みます。10月3日まで開かれる今回の総会には、ASEAN加盟10カ国議会の指導者、及び幾つかのオブザーバー国の代表が参加します。
地域の議員フォーラムに積極的に貢献
ベトナムは1995年にAIPAに加盟して以来、AIPAの諸活動に主体的に参加し、AIPAの各期総会に積極的に貢献してきました。これまでに、ベトナムは、第23回と第31回AIPA総会及び関連会議を成功裏に主催しました。
ベトナムが提出した複数の構想はAIPAのメンバーから高く評価されています。また、ベトナムは、AIPA共同体内の友好協力関係の強化と相互理解の深まりに積極的に貢献し、地域と世界の平和、繁栄のためにAIPAの役割と地位の向上に努力してきました。ベトナム国会は、AIPA総会で採択された決議の履行に向けて、多くの政策や法的文書を改正、発効させました。今回の第37回AIPA総会で、ガン国会議長は討論会で演説を行います。また、ベトナム代表団は女性議員委員会、政治問題担当委員会、経済問題担当委員会、社会問題担当委員会などの会議で討論会を行うとしています。
外交政策の効果的履行に寄与する多国間の議員外交
現在、ベトナムは、AIPA以外に、IPU=列国議会同盟、APF=フランス語圏諸国議院同盟、APPF=アジア・太平洋議員フォーラム、ASEP=アジア欧州議員会議などの一員となっています。ベトナム国会は、これらのフォーラムの活動に積極的に参加しただけでなく、これらの組織の効果的協力の推進に向けた構想や提案を主体的に引き出してきました。これらのことは、ベトナム国会の全方位対外活動は日々オープンになりつつあり、国の外交路線遂行と地位向上に効果的に寄与していることを示しています。
国会対外委員会のゴ・ドク・マイン副委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「国会の対外活動は、ベトナム国会と各国議会との協力関係の深化に絶え間なく寄与しています。困難な状況、特に国家の主権が脅かされている背景において、国会は、ベトナム国会と各国議会及び国際組織との関係のバランをとってきました。」
一方、グェン・フ・チョン共産党書記長は去る7月に開かれた第14期国会第1回会議の開会演説の中で「グローバル化と国際参入の背景の中で、国会の対外活動は、政府と共に重要な役割を果たし、地域内諸国との連携、及び国際的協力の推進に寄与し、地域と世界的な問題解決に参加しなけれならない」と強調しました。チョン書記長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「オープン、かつ、多様化多角化という党と政府の対外路線を効果的に実施するため、国会の対外活動を引き続き強化する必要があります。地域と国際フォーラムにおける多国間の対外活動を推進する必要があります。」
国会の対外活動は、党と国家の対外活動から離してはならない一環した存在です。ベトナムが第37回AIPAに積極的に参加することは、ベトナムの外交政策の効果的履行、及び国の国際社会への参入行程に重要な貢献をしてゆくことです。