テトを楽しく迎えている少数民族の人々

伝統的お正月テトを前に、各地方は、「誰一人も取り残さない」という精神を掲げ、少数民族の人々や、国の功労者などを支援する活動を促進しています。その中で、各レベルの祖国戦線委員会は中核的な役割を果たしています。

今年、北部山岳地帯ライチャウ省の祖国戦線委員会は、省内に住む少数民族出身の225人の貧困者にテトプレゼントを贈りました。

一方、中部クアンガイ省は90億ドン(4500万円)を支出し、山岳地帯の6県に住む少数民族の人々を対象に、テト用品を無料で提供しています。同時に、9600戸の貧困家庭にそれぞれ15キロのコメを贈りました。同省祖国戦線委員会のグエン・カオ・フック委員長は次のように明らかにしました。

 (テープ)

「祖国戦線委員会は1万4300人の少数民族出身の貧困者にテトのプレゼントを手渡しました。また、県と村の祖国戦線委員会と社会事業室に対し、貧困者支援を強化していくよう指示しています。それぞれの貧困家庭には現金を贈ります。」

ベトナム祖国戦線中央委員会によりますと、すべての市と省の祖国戦線委員会は、「貧困者のためのテト」という支援運動を進めています。これらを通じて、全社会の力を集めることを図っています。祖国戦線中央委員会のゴック・アイン副議長は次のように語りました。

 (テープ)

「各レベルの祖国戦線委員会は、地元行政府や、党委員会の代表団が少数民族の人々のもとを訪れ、テトのプレゼントを贈ることに関する計画を立てました。その中で、ホーチミン市や、チャビン省、カマウ省、ベンチェ省、ロンアン省、ダクラク省、ザライ省、コントゥム省などは模範となっています。」 

困難な状況にある少数民族出身の人々を支援することはベトナム民族の良き伝統を示し、民族大団結の強化に貢献しています。党や、国家、祖国戦線は今後もその活動を強化していく方針です。