平和な地域を目ざす第12回アジア安全保障会議」

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毎年開かれるアジア安全保障会議

既にお伝えしましたように、5月31日、シンガポールで、第12回アジア安全保障会議(通称第12回シャングリラ対話)が始まりました。会議の枠内で、31の参加国の代表らは地域の国防、安全保障、信頼醸成を巡って複数の討論会に参加します。特に、開会式では、ベトナムのグェン・タン・ズン首相が、基調講演を行ないます。

シャングリラ対話は2002年に初めて開催され、それ以降アジア太平洋地域諸国の首脳、国防・安全保障政策確定者、専門家、有識者らの参加により、毎年開かれているものです。

今年のシャングリラ対話は31カ国からの首相、国防大臣、外相、国防次官、参謀総長、外交高官、研究者、有識者などが参加し、地域の安全保障に対するアメリカのアプローチ、国益保護及び紛争防止、軍事の近代化と戦略の透明性、アジア太平洋地域の安全保障の傾向、地域の協力関係強化について討議を行うことになります。

シャングリラ対話の第1回から現在まで継続して参加してきたベトナムは、参加者を主体的にレベルアップさせ、国防外交の促進、海上の安全保障に関する前向きな意見や責任のある提案を提出してきました。

例えば、2008年と2012年の対話にはベトナム代表団は国防次官レベルとして参加しました。2009年、2010年、及び2011年の対話には、ベトナム代表団は国防大臣レベルが参加すると同時に、相手国の代表と個別対話を行いました。これらの席で、ベトナム代表団は「アジア太平洋地域における国防外交の促進」、「地域安全保障構築の刷新」などについて発表しました。

今年のシャングリラ対話で、ベトナムのグェン・タン・ズン首相は、外交政策・国家安全保障、ベトナムの国防政策などについて、初めて基調講演を行ないました。

この11年にわたるシャングリラ対話は、国際オブザーバーと多くの国の政府からアジア地域の平和と安全保障へ向けた措置を出すための重要なフォーラムと見做されています。

ベトナムのグェン・タン・ズン首相がシャングリラ対話に参加し、基調講演を行なうということは、日増しに高まっているベトナムの地位と威信を示しています。

 

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