幹部・人事問題に関するホーチミン思想


生前、ホーチミン主席は常に「幹部こそはあらゆる物事の根本である」、「革命事業は勝利を収めるため、根本に関心を寄せる必要がある」と繰り返しました。また、「成功と失敗は幹部の能力と道徳により左右されることから才能と道徳を兼ね備え、革命の任務を全うできる幹部の採用、育成、教育、管理に力を入れなければならない」としまし。


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ホーチミン主席のこの思想は幹部・人事問題の重要性を示しています。幹部・人事問題に関するホーチミン主席の教えの価値は今も生きています。ホーチミン主席は幹部・人事問題に特別な関心を寄せ、「よい幹部、よい運動」と言いました。これはベトナム共産党の幹部育成事業に表しています。


国の発展事業に応える幹部育成

40年間にわたり、ホーチミン思想の研究に携わってきたレー・スアン・ビック氏は「ホーチミン思想に従って、幹部の育成から活用、交代、配置までを重視し、それぞれの幹部の能力、長所を発揮する必要がある」との見解を示しました。現在、ベトナム共産党はホーチミン主席の教えを実施し、若い人事をはじめ、才能と道徳を兼ね備えた幹部の育成を重視しています。

ビック氏は次のように語りました。

(テープ) O Bich

「ホーチミン主席の教えに従って、勤勉・節約・品行方正という人格づくりに向け、心身を絶えず鍛え、国のために力を尽くす必要があります。また、団体や国民の支持を得なければなりません。若い幹部は祖国の奉仕に尽力すると確信します。」

第11期ベトナム共産党中央委員会第6回総会決議には、「幹部は革命事業を左右する要素であり、党、国家、政権の運命につながる。人事、とりわけ戦略的なポストの人事の企画、用意は重要な意義があり、幹部・人事問題を軌道に乗せることを確保する」と明記されました。

各レベルの党委員会は幹部の企画、育成は才能と道徳を備え、工業化現代化事業の要求に応えるような幹部づくりを目指すためであることをよく認識した上で、中央から地方への幹部の派遣や高級幹部を対象とする政治理論に関する研修会の開催を進めています。

党歴史研究院元院長のグエン・チョン・フック准教授は次のような見解を示しました。

(テープ) O Phuc

「ホーチミン主席の遺言の中には、『幹部こそはあらゆる物事の根本であり、幹部育成は党の根本的な事業だ』という教えがあります。現状において、幹部育成に集中する必要があると思います。育成作業が精力的に実施されれば、幹部の指名、採用、交代などが順調に進められるでしょう。また、ホーチミン主席が打ち出した12の基準に従って幹部の育成を行なわなければなりません。」


国民の信頼に値する幹部の選択

先頃行われた第11期ベトナム共産党中央委員会第11回総会では、中央執行委員会や、政治局、書記局の人事に関する基準が慎重に討議されました。グエン・フー・チョン共産党書記長は、「高級幹部は才能と道徳が優れ、政治的本領が強固でなければならない」と強調しました。

一方、ホーチミン国家政治学院のブイ・ディン・フォン准教授は「幹部・人事問題に関するホーチミン思想はベトナム共産党第12回全国代表大会を前に、党の幹部の企画・育成事業の指針となっている」との見解を述べ、次のように語りました。

(テープ) O Phong

「ホーチミン主席の教えを実現しなければなりません。つまり、よい基準を制定する一方、発見された悪い人事を断固として除外する必要があります。党はこれを実現すれば、国民の信頼を得るでしょう。」

ベトナム共産党は幹部・人事問題に関するホーチミン主席の教えを実施し、党の幹部・スタッフの育成に力を尽くし、第12回党大会の人事を周到に準備しています。第11回党中央委員会総会で人事計画が慎重に討議されたことにより、高級幹部に関する基準が現実化されると期待されています。

 

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