ベトナム共産党政治局員のファム・クアン・ギ(Pham Quang Nghi)ハノイ市党委員長は「ベトナム共産党は創立いらい、政治・思想・組織などの面における強固な党建設を続けており、幹部・党員の教育訓練を常に配慮している」と強調しました。そのため、党は人民を指導して、多大な勝利を収めてきました。しかし、現在、ベトナム共産党は「党建設は重要で差し迫った任務である」と認識しています。
一方、中央理論評議会元理事長のズオン・フ・ヒェプ(Duong Phu Hiep)教授は「この数年間、ベトナム共産党は党建設と綱紀粛正に関する複数の決議を出したものの、『今日における党建設事業の差し迫った問題』に関する第11期第4回中央会議決議は最も骨子となる問題を正確に取り上げてきた。しかし、この決議が示す解決策の中で、重要なことは最も差し迫った問題を取り上げ、集中的に解決することである」と述べ、次のように語りました。
(テープ)
「私の考えでは、一連の問題を一斉に解決することは難しいです。ですから、最も差し迫った問題を取り上げ、断固として解決しなければなりません。先ず、組織の面では、入党段階から、幹部や指導者向けの配置などの人選を重視しなければなりません。もし、才能と道徳を兼ね備えた人を選出するなら、正しい決議を出し、民衆からの支持を得られるはずです。同時に、党と指導者への人民や党員の提案や意見を集約した上で、民主主義を実現しなければなりません。」
ヒェプ教授はこのように語りました。
幹部・党員の育成は今日における党建設にとって最も重要な一部となっています。ホーチミン国家政治行政学院のグェン・テ・タン(Nguyen The Thang)博士は次のように語っています。
(テープ)
「党建設と粛正作業の成功を決める要素は指導者の本領と勇気の発揮であると思います。これはまた、寛容性と強固な態度をも必要としています。そこで、それぞれの幹部党員の自発的意思の傍ら、査察機関や人民の監査の下に、法律を厳粛に実現しなければなりません」
タン博士はこのように語りました。
最高指導者の責任の向上を行なうとともに、党員の資質向上は党の生存とベトナム革命の成敗に繋がっていることが分かります。現在のこの問題はベトナム共産党から重視されるようになりました。共産党理論誌『タプチ・コンサン』編集部のブ・バン・フク博士は次のように語っています。
(テープ)
「重要な措置は、党員の質を向上させることです。次に、各党委員会の活動の質の向上です。そして、各地方における党組織と党の指導能力を向上させることです。その一方で、上部の党委員会は各地方の党委員会の組織と党員の建設に対し、常に配慮しなければなりません。特に、党の検査作業を良好に実現しなければなりません」
フク博士はこのように語りました。
党の建設と粛正は難しいことです。このことは、全党の決意と全国民の関心を得ています。こうしたことにより、ベトナム共産党は引き続き歴史的使命を果たしてゆくことでしょう。