憲法制定へ向けて民主性の発揮

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既にお伝えしましたように、1992年憲法改正案へ向け全国民から意見集約が前向きな結果を収め、3月31日終了しました。この過程の中で最も際立ったのは質の高い憲法制定へ向けて公開性、民主性が高度に発揮されたことです。

まず、公開性と民主性は憲法改正案が全国民に幅広く普及されました。憲法が全てのマスメディア上で幅広く宣伝されたのはかつてなかったと言えるでしょう。都市部から農村、山岳地帯、僻地、少数民族居住地に住む全ての住民がこの重要な政治的出来事を知っています。その一方で、同憲法改正案へ向けた意見集約に関する一連の会議やシンポジウムが中央から末端まで開催されました。ひいては、憲法の普及を目指して、複数の関連資料が発行され、各家庭の手元に配布されました。

ホーチミン市タン・ビン区のファン・カク・ドクさんは次のように語りました。

(テープ)

「新聞やラジオの宣伝を通して、私たちは憲法改正案に関する情報を十分に把握してきました。現地の人民委員会は、各家庭に憲法資料を配りました。これらの資料を研究した上で、意見を提出しました。これは、民主的かつ公開的な問題だと思います。」

さらに、全ての人々は国家的問題から自分の適切な権利に対する意見を提出することが出来ます。92年憲法施行総括指導委員会のホアン・テ・リエン代表は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、憲法の冒頭と第11章への意見集約を受け取りました。人権に関する章が これまでの最高となる500万件の意見を受けたほか、経済制度、国会、及び政治制度に関する各章も多くの意見を受けました。」

この3ヶ月間、92年憲法改正案へ向けて、のべ2千万件あまりの意見が寄せられました。これは少ない数字ではなく、憲法改正過程に対する国民の関心を示しています。この結果について、タイのプーパン法律事務所のフォンサック・ティアブカエ所長は次のように語りました。

(テープ)

「憲法改正へ向けたベトナムの大きな決意が深く理解しました。ベトナムは、憲法改正を科学的に行いました。ベトナムは人権を重視しています。これは、ベトナム人民に対する有益なことです。」

憲法改正案に対する人民の意見は貴重な財産であると見做されています。そこで、これらの意見を正確で、忠実に集約させることは極めて重要なことです。これは、憲法制定へ向けた民主性の現われです。

グェン・シン・フン国会議長は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは、憲法改正案作成委員会、国会常務委員会、国会、政治局で集約した全ての意見について討議します。その結果を全国民に公開します。最も重要なことは、私たちは大多数の人民の意志を集めたということです。」

92年憲法改正案へ向けた意見集約が3ヶ月間にわたって行なわれたことは国の重要な問題に対する色々な見解を見せており、民主性を高めると同時に、憲法制定に対する人民各層の願望を反映してきました。

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