これは2021年の貧困者のための行動月間の幕を開ける活動です。貧しい人々を支援することや困難を乗り越えるためお互いに助け合うことはベトナムの昔からの良き伝統となってきました。

ベトナム政府は常に飢餓一掃貧困解消を持続可能な成長の重要な任務と見なしています。貧困者のための活動が全国各地で展開されてきました。

ベトナム政府は全面的、かつ、持続可能な貧困解消に関する国家目標プログラムなど貧困解消に関する多くの政策を実施しています。貧しい人々を支援するため、チャリティハウスの建設、無料診断、贈り物の手渡しなど様々な活動を行っています。中部沿岸地帯ダナン市の労働傷病軍人社会事業局のグエン・バン・アン副局長は次のように語りました。

（テープ）

「ダナン市は貧しい人々が困難を乗り越えるため支援しています。貧困者が無利子で、融資を受けています。これは人文的な政策で、貧困者が新型コロナウイルス感染症がもたらす困難を乗り越えることを励まします」

ベトナムは2016年～2020年までの持続可能な貧困解消国家プログラムを実施するため93兆ドン、約4650億円を調達しました。ベトナムは多次元貧困指数を導入する世界30か国の一つです。政府の他、各個人や社会団体なども様々な形で貧困者を支援しています。

この10年、ベトナムは持続可能な貧困解消と社会保障制度の実施で大きな成果を収めてきました。貧困率は2015年の9.88％から2020年に2.75％に低下しました。これにより、ベトナムは開発途上国における貧困削減に関する国連ミレニアム開発目標を遂行する初めての国の一つとなってきました。