新しい農村作りに関する国家プログラム



2011年から2020年までの新しい農村作りに関する国家プログラムは農業、農村、農民に関する第10期ベトナム共産党中央委員会第7回総会の決議を具体化させるものです。このプログラムの目標は農村部に近代的なインフラを整備し、農業と工業、サービス業を平行して発展させ、農民の生活水準を向上させるということです。

これまで新しい農村作りプログラムが実施された結果、農村部は大きく変貌しており農民の生活水準が改善されました。南部ビンフォク省ドンフー県タンラップ村に住むチャン・バン・ハウさんは次のように語りました。

(テープ)

「政府と地元の行政府は新しい農村作りプログラムを効果的に実施してきました。このプログラムの実施により、道路、学校、診療所などが整備、または、改修され、地元住民の生活は大きく改善されてきました」

チャン・バン・ハウさんはこのように語りました。

ベトナムは2015年をめどに、全国の村の20%は新しい農村作りに関する基準を達成する目標を掲げています。この目標を実現させるため、中央と各地方の行政府、および国民全体の努力は欠かせないものです。ベトナム農業農村開発省のレー・フィ・ゴー元大臣は次のように語りました。

(テープ)

「新しい農村作りプログラムにより多くの地方で、学校、文化会館、道路などが整備され地元の住民は非常に嬉しいですが、これは最初の一歩に過ぎません。政府の援助のほか、農民が土地を提供したり、労働力と資金を出したりしなければなりません」

ゴー元大臣はこのように語りました。

実際に新しい農村作りプログラムの実施には各部門や機関、地方行政府が参加すれば成功します。今後、この精神が引き続き発揮されます。中部ハーティン省の農業農村開発局のダン・ゴク・ソン局長は次のように語りました。(テープ)

「共産党や地元の行政府は農民を対象にこのプログラムについて宣伝教育しなければなりません。農民の参加がなければ、このプログラムは成功しないでしょう。これを認識できれば、地元の行政府の幹部は責任感を持って、この事業に全力を尽くします」

ソン局長はこのように語りました。

これから2020年まで全国のおよそ1万の村は新しい農村作りプログラムに取り組んでゆきます。これはベトナム農村に新しい変貌をもたらすことでしょう。

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