新たな段階での労働者階級づくり

(VOVWORLD) - すでにお伝えしましたように24日、ハノイで、ベトナム労働総連盟の第12回大会が開幕しました。

すでにお伝えしましたように24日、ハノイで、ベトナム労働総連盟の第12回大会が開幕しました。「刷新、民主、団結、責任」と題する今回の大会は労働組合の組織と活動を刷新し、労働者階級を健全化させ、祖国建設防衛事業に貢献するという目標を掲げています。

ベトナムの労働者や労働組合員は1千万人を超え、工業化・現代化事業における重要な役割を果たしています。世界各国で進められている第4次産業革命において、労働者階級は牽引役を務めなければなりません。

時代の試練

第4次産業革命は労働者の生活、生産、雇用に大きな影響を与えるとしています。ベトナム国内で経済社会分野はかなりの成長をとげると予測されますが、チャンスには試練が伴います。こうした状況の中で、労働組合は業務能力を向上させた上で、組織と活動を刷新し、労働者の利益と権利の保護に全力を尽くさなければなりません。ベトナム労働総連盟のブイ・バン・クオン議長は次のように語りました。

(テープ)

「2018年~2023年期はベトナム労働組合にとって、多くの試練に直面すると予測されています。我々は複数の新世代の自由貿易協定に加盟しており、党の決議を実施することで労働組合に有利な条件を作り出しています。一方で、労働組合の問題点を集中的に解決しなければなりません。」

強固な労働者階級を構築

第12回党大会決議には労働者階級を質的にも量的にも発展させ、政治的本領、業務能力を向上させ、労働規律を強化すると同時に雇用、収入を確保し、労働、生活条件、労働者用の公共施設を改善する必要があると明記されています。また、賃金、社会保険、医療保険、失業保険などに関する法律、政策を充実し、労働者の権利保護や物心両面での生活水準の向上を目指すとしています。

これを貫徹し、ベトナムの労働組合は労働者と労働組合員の正当な利益と権利の代表者としての任務を全うし、労働者階級の健全化や工業化・現代化事業、国際社会への参入に関する宣伝啓蒙、愛国競争運動を促進する計画があります。さきほどのベトナム労働総連盟のブイ・バン・クオン議長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「これらの任務を遂行するため、3つの突破口を定めます。第1は活動方式を刷新し、組合員と労働者の権利を保護すること。第2は各レベルの労働組合の幹部、とりわけ議長の育成を強化すること。第3は労働組合がその任務を立派に遂行するよう、組織を健全化することです。これらを2018年から2023年期の重要な任務として集中的に実施します。」

第4次産業革命が進められている背景の中で、ベトナムは国際社会への広範な参入や刷新を迫られています。ベトナム労働総連盟をはじめ、各レベルの労働組合は労働者にさらなる関心を寄せることにより、労働者階級は牽引役としての役割を発揮し、知的水準を向上させ、ベトナムが第4次産業革命で地域、及び世界各国と足並みを揃えるため、力を尽くして行くでしょう。

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