ハノイ市ホアンマイ区にある多くの居住地ではハノイで初のグリーン・ゾーンを設置しました。ホアンマイ区で現在、500ものグリーン・ゾーンが設置されており、新型コロナウイルスの拡大の防止にその功を奏しています。ホアンマイ区党委員会のグエン・スアン・フォン副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「グリーン・ゾーン以外に住んでいる人々がグリーン・ゾーン内に入ることは禁止されています。グリーン・ゾーンの設置により、地元の人々が新型コロナウイルスへの予防の意識が一層高まっています」

現在、ホアンマイ区だけでなく、ハノイ市内にある他の地域も数多くのグリーン・ゾーンを設置しています。

一方、中部沿海地帯にあるフーイエン省は新型コロナウイルス・ワクチンの接種を加速させることで、すべての住民が予防接種を受けたというグリーン・ゾーンを設置しています。フーイエン省人民委員会のチャン・ヒュ・テー委員長は次のように語りました。

（テープ）

「ワクチン接種は2段階にわたり実施されます。第一段階は新型コロナに感染した患者を治療する医療従事者、感染の疑いのある人を検査する担当者、疫学調査員、軍人、公安、集中隔離施設の職員など、新型コロナウイルスの最前線に立っている人々を優先対象としますが、第二段階は大都市や国境地帯など感染の危機が高い地区に住んでいるすべての人々を対象に実施します。」

新型コロナウイルス感染症予防対策国家指導委員会の委員長を務めるブ・ドゥク・ダム副首相はグリーンゾーンの設置に強い関心を寄せています。ダム副首相は新型コロナウイルス感染症の蔓延に歯止めをかけるため、各地方にグリーンゾーンの設置を強化するよう呼びかけています。それぞれの地区や村でグリーンゾーンが設置されることは今後の新型コロナとの闘いの成功のカギとなることでしょう。