(VOVWORLD) - 映画賞「カインジエウ(Canh dieu)」賞の授与式はベトナム映画協会の主催により、毎年行われます。
これはベトナムの優れた芸術家や作品を表彰するためのものです。映画「カインジエウ」賞2018は社会的反響がよく、民族色と人文的価値に富んだ作品が受賞しました。
今年、映画「カインジエウ」賞には117本の応募があり、その中で、13本の劇映画、16本のテレビドラマ、13本のアニメ、34本のドキュメンタリー映画、9本の科学映画、32本の短編映画、そして、4件の映画理論研究テーマが含まれています。
映画「カインジエウ」賞の応募作品の中で、映画館で上映される映画は注目を集める部門です。今回、この部門に応募があった13本の作品はいずれもホーチミン市の民間映画製作会社のものです。
その中一つ「移民の島(Dao cua nguoi ngu cu)」というタイトルの映画が高く評価されました。この映画はマレーシアで開催されたASEAN国際映画祭で最高賞を獲得した上で他の国際映画祭でも高い評判を博しました。
一方で、テレビ映画は内容と技術面で質が向上しています。テレビ映画審査委員会のチン・タイン・ニャ委員長は次のように明らかにしました。
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「映画『カインジエウ』賞は魅力を増しています。この賞は専門的要素を第一にしています。また、これは年内の芸術活動を総括し、映画協会の会員、映画製作者、映画部門に携わる人々を対象とするものです。対象者は皆、授賞を望んでいます。これを通じて自分の業務能力が分かるからです。」
他方、科学映画やドキュメンタリー映画、アニメなどはテーマが新しくないものの、真実性や人文的価値が高いと評されました。
この一年間、ベトナム映画は世界の映画の発展の動きに合致するよう、大きな変貌を見せてきました。今後、観客の需要に応えられるような芸術性の高い作品が次々に製作されることが期待されています。