未来志向の越米関係

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今月24日から26日にかけて、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席はアメリカ公式訪問を行なっています。この20年近くベトナム首脳による今回のアメリカ公式訪問は、2度目でありベトナムとアメリカ関係にとって重要な出来事として期待されています。

18年前の1995年7月12日に、当時のアメリカのクリントン大統領とベトナムのボ・バン・キエット首相は国交正常化を宣言し、ベトナムとアメリカとの関係に重要な節目を作り出しました。それ以来、「過去を閉じて、未来へ向かう」という精神で、両国の協力関係は日増しに発展してきました。

在アメリカベトナム大使館のグェン・コック・クオン大使は次のように語りました。

(テープ)

「国交正常化以来のこの20年近く、両国は安定した協力関係へ向けた着実な土台を作り出してきました。両国高官による相互訪問や国際会議枠外での高級接触は良好関係の発展を維持させています。現在、両国は、政治・安全保障・国防、経済、アジア太平洋地域の安全保障と発展などについて対話を設定しました。」

他方、BTAベトナム・アメリカ二国間通商協定を2001年に発効して以来、両国の経済・通商協力関係も急速に発展してきました。両国の貿易取引額が1995年の4億ドルだけから2009年の30倍増に当たる156億ドルに達し、現時点におよそ250億ドルに達しています。一方、教育養成、科学技術、研究と気候変動対応などの分野においても協力は積極的に発展しています。特に、両国は戦争による後遺症の克服作業に尽力しています。その一方で、地域と国際のフォーラムでも両国は効果的に連携してきました。

現在、ベトナムとアメリカは多くの分野で友好協力パートナー関係の構築と強化の継続に努力しています。サン国家主席による今回のアメリカ訪問は新たな協力方向の設定を目指しています。その中でも、特にベトナム・アメリカ二国間投資協定及びTPP環太平洋経済連携協定に関する交渉を促進させることもあります。

先ほどの駐米大使館のグェン・コック・クオン大使は次のように明らかにしました。

(テープ)

「両国は他の10カ国とともにTPP協定に関する交渉に積極的に参加しています。関連各国の指導者の公約に基づき、この協定が今年の年末までに締結された場合、両国の協力関係に大きなチャンスを切り開くと期待されています。」

サン国家主席は今回のアメリカ訪問を機に、オバマ大統領と会談し、両国関係に関する意見を交換します。その他に、サン国家主席はアメリカ議会の代表、企業経営者、及びアメリカ在留ベトナム人の人々らと話し合う予定です。

サン国家主席による今回のアメリカ訪問は両国関係を新たな発展段階に押し上げる重要な節目であると期待されていることでしょう。

 

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