「東南アジア青年の船」友好の船

(VOVWORLD) - 「東南アジアの船」は、東南アジア諸国と日本とのつながりを強化する有意義なプログラムです。

既にお伝えしましたように、10日午後、日本と東南アジア10か国の青年328人を乗せた「東南アジア青年の船(にっぽん丸)」は、最初の寄港地となるホーチミン市のタンカンヒエップフォック港に寄港しました。ベトナムが「東南アジア青年の船」を迎えるのは、今回が17回目となっています。

「東南アジア青年の船」友好の船 - ảnh 1ホーチミン市で「東南アジア青年の船」を迎える式典 

参加国は、シンガポール、ミャンマー、マレーシア、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、フィリピン、タイ、ベトナム のASEAN加盟10ヶ国と日本です。ベトナムからは29人が参加しています。今年は11月3日に日本を出発し、ベトナム、シンガポール、ミャンマー、及び、マレーシアの4ヵ国に寄港します。

青年らは13日夜までのベトナム滞在中、ホーチミン市内14の区の一般家庭にホームステイをしながら、市内にある9大学の学生との文芸交流など様々な活動に参加することになっています。また、ホーチミン市の指導者と会合するほか、同市の歴史遺跡や博物館などを見学します。

これは、青年らにとってホーチミン市をはじめとするベトナムの文化や日常生活などを体験するよいチャンスとされています。また、ホーチミン市で、青年らは、自然災害対策や環境保護、気候変動対策、スタートアップなど世界が直面している問題についてディスカッションも行います。

ベトナムの青年らは、「東南アジア青年の船」に参加する各国の青年らに、ベトナムの文化・国土・人々について深く理解してもらえるようにしています。ベトナム青年団の団長チャン・ホアン・カイン・ヴァンさんは次のように話しました。

(テープ)

「日本の『東南アジアの船』に参加する青年らは、多くの国が参加し、様々な考えや興味を持っていますので、有益でかつユニークな交流ができると思います。交流を通じて、各国の青年らに、ベトナムの青年がいつも頑張って自分を成長させているとともに、民族の伝統文化を守っていることを知ってもらいたいと思います。」

「東南アジアの船」を迎える式典で発言にたったベトナムの国家青年委員会のグエン・ゴック・ルオン副委員長は、「東南アジアの船」は、東南アジア諸国と日本とのつながりを強化する有意義なプログラムであると評価し、ベトナムの青年は、東南アジア諸国と日本の青年と力を合わせ、地域の平和・安定・相互理解のために全力を尽くしていると強調しました。

一方、「東南アジア青年の船」プログラムの担当者やまもと・しげきさんは、このプログラムは、東南アジア地域と日本の青年の友好と相互理解を強化することが狙いであると述べ、青年らに対し、プログラムを通じて、各国の文化を体験し、自分の知識とスキルを高め、世界へ視野を広げて頂きたいとの考えを示しました。

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