母国でテトを迎える国外在留ベトナム人

この数日間、全国の多くの地方行政府は国外在留ベトナム人を対象に、ベトナム正月テトを迎えるイベントを開いています。これらのテト行事の開催はベトナム民族の大団結精神を示すだけでなく、国外在留ベトナム人に対する共産党と政府の責任でもあります。

母国でテトを迎える国外在留ベトナム人 - ảnh 1

 

21日、ホーチミン市で、同市人民委員会は世界30の国々と地域からベトナム正月のテトを母国で過ごすためベトナムに一時帰国している国外在留ベトナム人700人と懇親会を行いました。同日、南部ドンナイ省で、国外在留ベトナム人とその親族との懇親会もありました。この席で、ドンナイ省の指導者は故郷の発展に向けて寄せられた国外在留ベトナム人の意見に耳を傾けました。特に、 23日、ハノイで、「故郷の春」と銘打ったイベントには国外在留ベトナム人およそ2千人が参加します。このイベントで、チュオン・タン・サン ( Truong Tan Sang) 国家主席は線香を手向ける式典と、テト一週間前に行われる台所の神を祀る鯉を放つ式典に参加します。国外在留ベトナム人担当委員会の主任を務めているグェン・タイン・ソン( Nguyen Thanh Son) 外務次官は次のように語りました。

(テープ)

「このイベントを通じて、国外在留ベトナム人に祖国ベトナムの正月テトを含め、母国の風俗習慣を紹介し、国外在留ベトナム人に対する国内の人々の気持ちを表すだけでなく、国の発展事業に対する国外在留ベトナム人の信念を深めることにも寄与します。また、このイベントは母国ベトナムでテトを過ごすことができない国外在留ベトナム人にも伝えられます」

ベトナム政府はベトナム正月テトを過ごせるため母国ベトナムに一時帰国している国外在留ベトナム人に配慮する他、母国でテトを過ごすことができない国外在留ベトナム人に対しても関心を寄せています。エジプト駐在ベトナム大使館は同国に在留しているベトナム人を対象に、新春の懇親会を開きました。一方、先頃、モスクワで、「故郷を離れて過ごすテト」をテーマとした芸術公演が行われ、モスクワに在住している数多くのベトナム人は母国ベトナムの春の雰囲気を伝える芸術公演を堪能しました。

テトの際に行われた国外在留ベトナム人との懇親会は彼らに対する国内の人々の気持ちを表すだけでなく、各地方行政当局が国外在留ベトナム人に地元の経済、社会、文化などの面において達成された成果を伝えるチャンスでもあります。カナダ在住ベトナム人であるトニ・チュオン ( Tony Truong) さんは次のように語りました。

(テープ)

「近年、ベトナムは大きく移り変わっています。政府は国外在留ベトナム人が母国ベトナムで事業活動を行えるように有利な条件を作っており、とても嬉しいです。私はベトナムに投資していますが、多くの優遇政策を受けています」

国外在留ベトナム人はベトナム民族の切り離すことのできない一部であり、ベトナム民族の力の一つです。国外在留ベトナム人が楽しいテトを過ごせる為に行われるイベントはベトナム共産党と政府の政策や路線に対する国外在留ベトナム人の信念を深めることでしょう。

 

 

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