
合唱曲「団結」の指揮をとるホーチミン主席(写真家:ラム・ホン・ロン)
11月18日は、ベトナム祖国戦線の前身であるベトナム統一民族戦線の創立81周年記念日です。この80年余りにわたって、ベトナム祖国戦線の歴史は民族の多大な成果をなし、民族の大団結精神と結びついています。
かつてのフランス植民地主義者との戦争時における、ベトナム国民はベトナム民主共和国の誕生につながる8月革命を成功させました。また、アメリカ帝国主義との闘いにおけるベトナム国民は、この抗戦を成功させ、北部を解放させ着実な北部建設を行ないました。そして、ベトナム祖国戦線、南ベトナム解放民族戦線、及びベトナム民族民主平和連盟におけるベトナム国民は南部完全解放・国の統一につながる侵略者と新植民地主義者との戦いに勝利しました。今日の国の建設防衛事業における民族の団結は様々な成果を収めてきました。この数年間、「共通の家」であるベトナム祖国戦線の下に、党と国家の複数の政策や路線は人民各層から支持を受けてきました。特に、「全国民は団結して、居住地における文化的生活を作ろう」や「貧しい人々のための日」という運動などのベトナム祖国戦線中央委員会が提唱した運動は大きな結果を収めてきました。この10年間、貧困な状態にある家庭向けの数百万件のチャリティハウスが建設されたほか、数十万世帯はコミュニティが寄付した基金の補助で貧困状態から脱出できました。ベトナム祖国戦線中央委員会のハー・ティ・リェン副委員長は「貧しい人々のための日」という運動は、人民各層、企業、団体及び国外在留ベトナム人、国際組織からの支持を受けてきた」とし、「これにより、貧困者は住宅や生産手段などの面で補助を受け、子供たちを通学させ、旧正月テトには各レベルの行政府、個人から現金やプレゼントなどをもらえるようになった」と語りました。
恵まれない人々を支援する運動は恒常的な活動となり、個人や団体の責任でもあります。南部バリアブンタウ省にあるランアン有限会社のグェン・ナム・フォン総裁は「私は元々貧困な状態から脱出して、会社の主になったので、仁愛の心を持たなければいけないと常に認識している。労働者に対しては彼らを十分に面倒をみて、社会に対しては、貧困者に仕事の斡旋、住宅の建設、恵まれない子供らへの登校などを積極的に支援することである。」と語りました。
先頃行なわれた今年の全国民団結大会の日に参加したチョン・タン・サン国家主席は、今日の段階では全民族大団結の強化は国が困難を乗り越え、ドイモイ刷新事業を継続することにつながる重要な任務であると強調した上で、「団結運動が盛んに発展している所では、強固な党委員会、強固な行政権、特に強固な祖国戦線と団体があるはずだ。全国民団結運動、全国民団結大会の日を通して我々は全ての問題を解決することができ、その上で団結を強化し一般人民を集中できるようになる」と語りました。
今後も、ベトナムの共産党と国家は全民族の大団結を強化・発揮することを重要な任務としてみなしています。各地方は人民各層に対し、大団結の遂行、ベトナムの人々の知恵や精神、物資などを発揮するよう引続き働きかけています。
記者:アィン・フイエン