海と島地域における医療ネット発展計画

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既にお伝えしましたように、保健省は3日、ホーチミン市で、「2020年までの海と島での医療ネット発展計画」の実施状況を総括する会議を行いました。この計画は「計画317号」とも呼ばれ、昨年2月7日に、首相が承認したものです。この計画の実施は海洋経済の発展と海上安全保障の確保戦略に重要な貢献をすると期待されています。

「2020年までの海と島での医療ネット発展計画」は2013年から2020年までの間に、沿海28の省と市の151の県、村、町で展開されています。この計画の目標はこれらの地方に暮らす住民が医療サービスを使用することが出来るということです。それと同時に、海域住民の健康ケアーに相応しい医療網の健全化、医療人材開発を目指す事です。

さらに、この計画を通して、海洋住民たちが自分の健康を守ることが出来る他、海上で救急、搬送の方法を身につけることになります。

北部港湾都市ハイフォン市カットハイ県のド・ルオン総合病院のファム・カック・トアン院長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「『2020年までの海と島での医療ネット発展計画』は社会福祉、海と島の領有権、国の領有権の為の見解に従って遂行されます。そこで、同計画の実施により、海と島の病院は設備や人事が効果的かつ十分に整えられるようになります。」

実際、1991年から、海と島に暮らす住民の健康保護は人民と軍隊の連携モデルによって展開されており、効果を遂げてきました。それと同時に、「2020年までの海と島での医療ネット発展計画」が海洋医療学科を始めとする海洋医療ネットの発展を目指す事は国民の健康保護に役立つと期待されています。これに基づき、ベトナム国防省は海洋戦略の実施、及び沿海住民の健康保護に積極的に参加することになります。

現在、海、島及び沿海地域では、9箇所の人民軍病院、1千箇所の人民軍診療所が活動しており、現地住民の診療治療に応えています。

2013年だけに、国内の海、島の医療施設は1600人を救急し、のべ3万2千人に診療治療を行い、750人の患者に手術をし、のべ1万3千6百人に無料で薬を提供した他、重度患者7人を救急ヘリコプター5便で本土まで無事に搬送しました。国防省軍医局のブ・コク・ビン局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「国防省の医療機関は『2020年までの海と島での医療ネット発展計画』を効果的に実現してきました。今後も、私たちは保健省と連携して、、海・島での医療ネットを引き続き健全化させます。」

国民の健康を守ることに繫がる海洋医療学科の発展と海・島での医療ネットの設立は経済発展と海上安全保障戦略にとって極めて重要な意義を持つことでしょう。

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