
2013年中に、ベトナムは革命功労者向けの優遇、貧困解消、雇用創出などに関する政策を一貫して実施してきました。これらは社会福祉の安定化につながる要素であるからです。
労働傷病軍人社会事業省によりますと、2013年に、ベトナムは1,7%から2%という平均貧困率を維持してきました。また、最貧困な県では貧困率は4%で推移しました。他方、全国では150万人の雇用が創出され、海外派遣労働者数は昨年と比べ10%増にあたるおよそ9万人に達しました。そして、最低賃金の調整は国民の生活改善に寄与しています。
それと同時に、労働安全衛生、社会福祉、社会保険、失業保険、職業訓練、子供の保護などが効果的に行なわれてきました。2013年末までに、社会保険と医療保険の加入者数は昨年と比べ4,6%増に当たる6千万人を越えました。
北部バクニン(BacNinh)省選出のグェン・タン・ホア国会議員は次のように評価しました。
(テープ)
「社会福祉活動が2013年に収めた成果は重要な意義を持っています。社会福祉がさらに重視され、国民の生活が改善されるようになってきました。社会保険加入率が増加しました。社会補助対象が拡大され、貧困状態にある生徒や少数民族の生徒への補助政策が積極的に実現され、医療網が拡大され、診療治療の質的向上がなされました。」
これらの成果について、労働傷病軍人社会事業省のグェン・チョン・ダム次官は次のように語りました。
(テープ)
「それは国家目標プログラムを効果的に実現した結果です。特に、貧困世帯に対しては複数の政策を実現してきました。さらに、昨年中に、ベトナムは貧困世帯の持続可能な低下を目指すため、準貧困世帯、及び貧困状態を抜け出したばかりの世帯に対する補助政策を追加実現しました。」
しかし、貧富の格差が大きく、僻地や山岳地帯における貧困率がいまだ高いという状況が続いています。
労働傷病軍人社会事業省のグェン・チョン・ダム次官は次のように語りました。
(テープ)
「貧困率の低下はまだ着実ではありません。というのは、貧困の基準に近い低所得層の人数はまだ多いのです。また、貧困世帯が少数民族居住地や山岳地帯に多く集中しています。自然災害や気候変動も脅威となっています。毎年、数万世帯が貧困な状態を抜け出しても、自然災害の影響により、再び貧困な状況に戻ってしまうのです。」
2013年の成果を下に、2014年にベトナムは居住地や民族の特徴に相応しい社会福祉政策を引き続きとっています。