21日午後、ハノイで開催中の第13期ベトナム国会第3回会議は1ヶ月間の議事日程を終了しました。今回の国会では法律制定のほか、経済社会問題に関する多くの決議が採択されました。
今回の国会では法律制定に多くの時間を割きました。これについて国会事務所のグェン・シー・ズン( Nguyen Sy Dung)副所長は次のように語りました。
(テープ)
「今回の国会では13件の法案が採択されたほか、多くの法案について意見集約をしました。今回採択された法案の中には改正労働法、タバコの被害防止法、行政法、広告法、ベトナム海洋法など多くの重要な法案があります」
グェン・シー・ズン副所長はこのように語りました。
特に、今回の国会では国会の運営方式の刷新、活動効果の質的向上に関する決議、2012年の経済社会発展に関する決議など多くの重要な決議を発布しました。また、8人の国会議員からの172の質問に対する答弁が行われました。さきほどのズン副所長は次のように語りました。
(テープ)
「今回の質疑応答ではベトナムが直面している最も差し迫った問題が取り上げられました。土地使用権の紛争から公的投資、企業の困難の解決策などの問題などです。国会での質疑応答は国の情勢を正しく反映していると言えます」
ズン副所長はこのように語りました。
今国会は経済再構築案を早期に実施することを提案し、これは国の差し迫った課題として位置づけました。これと同時に、犯罪防止に関する法律の完備、国民挙げての犯罪運動の提唱という任務を出しました。ベトナムのグェン・シン・フン( Nguyen Sinh Hung)国会議長は次のように語りました。
(テープ)
「今回の国会後、国会常務委員会、政府、各省庁は国会が提出した任務を効果的に実施するための計画を早期に作成する必要があります。国会議員は有権者に今回の国会報告をするとともに、有権者との会合の内容と形式を引き続き改良しなければなりません。国会は国内外のベトナム人に対し、愛国心を発揮し、国会、および、政府と力を合わせて、2012年の経済社会発展任務の遂行に全力を尽くすよう呼びかけます」
フン国会議長はこのように語りました。
今国会の成果を踏まえ、今後、ベトナムの国会が自らの任務と権限を立派に果たし、国民の国民による国民のための社会主義法治国家の建設の要求に応えることが期待されています。