
23日、およそ1ヶ月にわたって、ハノイで行なわれた第13期ベトナム国会第4回会議が閉幕しました。
今回の国会では、汚職防止対策法、首都圏法、個人所得税法の幾つかの条項の改正・補充法などの9件の法案、及び、国会、人民評議会によって選出され、または批准された役職者に対する信任投票を行なう決議、及び1992年憲法改正案への人民の意見集約に関する決議が採択されました。その他、次の国会で採択予定の6件の法案が討議されました。
今国会の成功について国会事務所のグンエン・ハイン・フック主任は次のように語っています。(テープ)
「第13期ベトナム国会第4回会議は、率直かつ民主的に開かれました。国会議員の意見は、建設的でした。今回の国会は、国会、人民評議会によって選出され、または批准された役職者に対する信任投票を行なう決議を採択しました。これは、国会・人民評議会によって選出され、または批准された役職者に対する監視活動の強化に寄与します。これにより、これらの役職者は自らの責任を立派に果たさなければなりません。」
フック主任はこのように語りました。
今国会の刷新の一つは、政府が第13期の第2回と第3回会議での質疑応答に関する国家の決議の実施状況をまとめる報告を取り上げたことです。次回の質疑応答において国会と全国の有権者に対する政府閣僚の公約の遂行に関する具体的な報告が発表されたのは今回が初めてです。報告の中で、グェン・スアン・フック副首相は政府を代表して、解決済みのものと未解決事項について率直に認めました。
また、今国会では、2012年の汚職防止対策報告は開幕日に取り上げられました。このことに対し、全国の有権者はこの刷新が汚職防止対策の好転に寄与すると好評しました。
他方、第13期ベトナム国会第4回会議は、92年憲法改正案に対し初めて討議し、意見を集約しており、92年憲法改正案への人民の意見集約に関する決議を採択しました。92年憲法改正案は、人民の意見を集約した後、2013年10月の第13期ベトナム国会第6回会議で採択される予定です。
この改正案についてウオン・チュウ・リュウ国会副議長は次のように語っています。(テープ)
「今回の92年憲法改正は新たな時代における国の持続可能な発展の要求に応えることが狙いです。憲法の改正は、全ての国家権力はベトナム共産党の指導の下による労働階級、農民階級、及び知識人を初めとする人民のものにあるということを示しています。また、これは、人間の役割を十分に発揮しており、ベトナム国家が人間の基本的権利などを常に保障し、それぞれの人々の幸福に配慮していることを改めて示しています。」
リュウ副議長はこのように語りました。
今国会の情報通信と宣伝活動は著しく改新されました。テレビやラジオで生中継された国会会議の件数は13件にのぼり、開催日数の半分に当たります。また、前会議と比べ5件増となっています。特に、今後の経済社会発展方向について集中的に討議し、2013年の基本的な指標を採択しました。