21日、ハノイで開催されていた、第13期ベトナム国会第5回会議は、1日間の議事日程を終え、閉幕しました。今回の国会では多くの重要な議事が討議され、国民の最高代表機関の役割というものを示しています。

今回の国会で実施された重要な議事の一つとしてあげられるのは、国会が選出または承認した47の役職者に対する信任投票を行ったということです。これは国の政治活動における新しい点で、国民の代表者としての役割を示しています。ハノイ市選出のチャウ・ティ・トゥ・ガ( Chau Thi Thu Nga)国会議員は次のように語りました。

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「国会議員は有権者を代表して国会が選出、または、承認した役職者に対する信任投票を行いました。「低信任」票が多い人物は今後も自らの職務を果たすため、さらなる取り組みが必要になります。この信任投票は国会議員が自らの職務の遂行にプラスの影響を与えると思います」

また、今回の国会には1992年憲法改正案に関する意見集約を行いました。国会議員らは政治、経済、社会、国防、安全保障、外交などに関して1992年憲法改正案に関する意見をまとめる報告書に賛成しました。ウオン・チュ・リュ ( Uong Chu Luu)国会副議長は次のように語りました。

（テープ）

「国会議員は1992年憲法改正案に関する国民の意見を集約することを高く評価しており、この活動が効果的に実施されてきたと評価しました。今回の国会閉会後、1992年憲法改正案作成委員会は国民の意見をまとめた上で、次回の国会に提出します」

今回の国会では土地法改正案を始め、重要な法案9件を採択しました。これと同時に、国会は他の7件の法案について意見をまとめました。

経済社会面に関して、今国会は2012年の経済社会発展計画と、国家予算に関する追加報告、2013年始めからの経済社会発展計画と国家予算の実施状況を分析しました。

第13期ベトナム国会第5回会議の９つの会議は、ラジオとテレビで生中継されました。中部クァンチ省選出のレ・ヌ・ティン( Le Nhu Tien)国会議員は次のように語りました。

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「第13期ベトナム国会第5回会議に、国会と国会常務委員会は国会をよりオープンにすることを主張しました。以前には開会式、閉会式、質疑応答、そして、経済社会を討議する会議を生中継しましたが、今回はいくつかの問題の監視活動や1992年憲法改正案の討議も公開しました。これは国会が有権者に情報を提供するグッドチャンスとなります」

第13期ベトナム国会第5回会議は多くの成果を収め、国の最高権力機関が今後も自らの役割を立派に果たすことに原動力を作り出すことでしょう。