15日、ベトナムのグェン・タン・ズン首相率いる代表団は、カンボジアのフンセン首相の招きに応え、17日から20日にかけて首都プノンペンで開催されるアセアン東南アジア諸国連合第２１回首脳会議と関連首脳会議に出席します。

第21回アセアン首脳会議はアセアン議長国カンボジアの主催の下で、2012年の最終会議であり、最も重要な会議でもあります。この会議を通して、アセアン加盟諸国の指導者らがこの一年に討議されていた重要な内容を採択すると同時に、アセアン共同体の構築プロセスを加速し、各パートナーとの協力関係を強化し、アセアンの中核的役割を維持するというアセアンの決意を引き続き強調することになります。

「ASEAN・一つの共同体、一つの運命」をテーマにした21回アセアン首脳会議と関連各首脳会議では、アセアン共同体の構築プロセスや加盟諸国の利益と地域独特に合致する地域の構築の促進が集中される他、全てのパートナーとの連携の強化が討議されるとしています。そこで、今回の会議には、アセアン加盟諸国の指導者の他、日本、アメリカ、中国、インドなどの首脳も出席します。

アセアンに加盟して以来17年間、ベトナムは、常に、アセアンとの協力をベトナムの全方位外交政策の重要な一部として見做してきました。

ベトナム外務省のファム・クアン・ビン次官は次のように語っています。

(テープ)

「この17年間、ベトナムは、主体的かつ積極的なメンバーであると同時に、団結した強固なアセアンをベトナムの戦略的な利益として見做しています。そこで、私たちは、民族の利益とASEANの利益との連携を強化する責任を負う必要があります。」

ビン次官はこのように語りました。

こうした精神を下で、今回の会議で、ベトナムは強固で団結、緊密な連携、重要な役割を持つアセアンの構築を主張しており、地域内での平和・安全保障・安定・発展の環境作りを強化したいのです。ベトナム外務省のルオン・タン・ギー報道官は次のように語っています。(テープ)

「主体的かつ積極的なメンバーであるベトナムは、他のアセアン諸国とともに、アセアンの諸活動に積極的に参加しており、地域と世界での平和・安全保障・安定・協力・発展のためのアセアンの中核的役割を果たすために取り組んでいます。」

ギー報道官はこのように語りました。

なお、第21回アセアン首脳会議への出席に合わせて、ズン首相は、アセアンの指導者らとアセアン経営諮問評議会、アセアン・中国首脳会議、アセアン・アメリカ、東アジア首脳会議などに参加することになります。