第45回アセアン外相会議

9日、ファム・ビン・ミン外相率いるベトナム代表団はプノンペンで行われた第45回アセアン東南アジア諸国連合外相会議に出席しました。また、この機に、アセアンと相手諸国の外相会議、ARFアセアン地域フォーラム、EAS東アジアフォーラムも開かれました。ベトナム代表団がアセアン外相会議を含めた一連の会議に参加するのはアセアン内の団結と協力の促進、地域の平和と安全保障に対するアセアンの責任を高めることを目的としています。

第45回アセアン外相会議 - ảnh 1



今回の会議はアセアン加盟諸国の外相を含めた世界の27の国々と組織の代表が出席しました。会議ではアセアン加盟諸国間、および、アセアンと相手諸国との協力状況を点検し、今後の行動計画を討議するためのものです。

地域と世界の複雑の情勢を前に、アセアン加盟諸国はともに経済発展を促進するための平和的環境を維持することを望んでいます。ベトナムのファム・ビン・ミン( Pham Binh Minh) 外相は「現在アセアンはアセアン共同体構築に向けたロードマップを実現するため、連帯を強化する必要がある」と述べ、次のように語りました。

(テープ)

「東南アジア地域におけるアセアンの核心的な役割と地域外におけるアセアンの役割を引き続き強化する必要があります。アセアンは地域内の安定と平和の維持のため、アセアン諸国の友好協力条約やアセアンが2002年に中国と署名した「南シナ海行動宣言」などの実施に取り組む必要があります」

ミン外相はこのように語りました。

第45回アセアン外相会議 - ảnh 2


昨年インドネシアのバリで開かれた第44回アセアン外相会議以来、ベトナムはアセアン共同体構築のため実施した公約の履行に全力を尽くしました。ベトナムはアセアン地域内だけでなく、アセアンと他の相手との関係強化に励みました。今年7月から、ベトナムはアセアンとEU欧州連合との対話関係のコーディネーターとして務めます。また、ベトナムは2011年11月からアセアンと中国との関係のコーディネーターとして務めてきました。ベトナムはアセアン加盟諸国と協力して、南シナ海行動規範の策定のための意見集約を行いました。ベトナム外務省のファム・クアン・ビン( Pham Quang Vinh)次官は「この行動規範の草案はアセアンと中国が2002年に署名した「南シナ海行動宣言」の精神を基礎に策定されていると明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「この間、アセアンと中国が署名した「南シナ海行動宣言」の実施に力を入れてきました。しかし、この10年、この行動宣言は関連諸国の行為を拘束する文書である一方、地域内の平和、安定、航行安全保障に関する多くの問題が発生しました。アセアンは地域の平和、安定を確保するためのより効果的な文書を作成する時が来たと考えています。これは南シナ海行動規範です」

ビン外務次官はこのように語りました。

ベトナムは2015年をめどにアセアン共同体構築の実現を目指し、アセアン加盟諸国と協力して、取り組んでいます。


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