(VOVWORLD) -2日、ハノイで、グエン・スアン・フック首相の主宰の下、2016年~2020年期の経済再構築・成長モデル刷新国家指導委員会の第1回会議が行われました。
経済再構築・成長モデル刷新国家指導委員会の
第1回会議の様子
|
会議は経済成長モデルの刷新と経済構造の再構築の必要性を強調しました。これに従って、ベトナムはより高い経済成長率を維持し、今後の経済成長に新しい原動力を作り出します。経済成長モデルの刷新は科学技術が迅速に発展している時代に見合うとされています。他の国と同様に、ベトナムはこの事業を効果的に実施するため、新しい生産方式と管理方式を作成する必要があります。
経済構造の再構築は期待通りにならない
近年、経済成長モデルの刷新と経済構造の再構築は前向きな成果を収めてきました。経済成長へのTFP=全要素生産性への貢献度が日増しに増えました。公的債務が安全な範囲内に抑制され、公的投資、国営企業の再構築が前向きな変化を見せています。
しかし、ベトナムの成長モデルが十分に刷新されていないことや生産性の向上が投資資金に依存していることは事実です。
経済成長に原動力を探す
経済構造の再構築と成長モデルの刷新に関して、グェン・スアン・フック首相はより高い経済成長率を維持する必要があるとし、次のように語りました。
(テープ)
「経済再構築の原動力は体制、政策、法律にあります。二つ目は民間経済の役割です。その他、世界経済への参入、特に、私たちが締結した自由貿易協定の原動的役割です。」
このように語ったフック首相は教育養成を基盤にした科学技術の原動的役割を強調しました。これと同時に、フック首相は汚職防止対策、経営投資環境の改善、経済重点区の発展に力を入れるよう要請しました。
経済構造を精力的に再構築する
フック首相は各地方、部門に対し、経済成長の目標の実現に力を入れるよう指導し、次のように語りました。
(テープ)
「商工省は各部門や機関の中で、構造を最も強く再構築されていますが、成長の原動力はまだみられません。今後も、私たちは経済規模の拡大、雇用創出の促進のため、経済成長率をさらに向上させる必要があります。」
今後、経済構造の再構築と成長モデルの刷新はまだ多くの試練に直面することが予測されています。その一方、世界経済が複雑に推移し、ベトナムに困難をもたらします。そのため、今後、ベトナムはマクロ経済の基盤を強化すると共に経済構造の再構築と行政改革に向けた枠組みの完備に引き続き取り組まなければなりません。