今年始めからのこの５ヶ月間は、政府の指導の下、マクロ経済が安定し、経済再構築が前向きな成果を見せるとともに、社会福祉が確保されていました。これらの成果を前に、26日行われた5月の月例会議で、政府はマクロ経済の安定化、インフレの抑制などの目標の実現に、引き続き注力していくとの決意を表明しました。

統計によりますと、5月と今年始めからのこの5ヶ月間の経済社会発展状況は、計画通りに行われました。今年始めからのこの5ヶ月間の輸出額は５００億ドルに達し、昨年同期と比べて15％増となり、在庫が減少し、為替レートが安定していました。

しかし、政府の月例会議では「ベトナム経済全体は多くの困難に直面しており、企業の多くは生産経営活動が停滞している。農林水産物生産業、工業、建設業などは多くの困難に直面している」との見解が明らかにされました。不動産市場の凍結状態の解決策について、建設省のチン・ディン・ズン ( Trinh Dinh Dung)　大臣は次のように語りました。

（テープ）

「私たちは不動産市場の低迷の解決と、首相が承認した国家住宅建設戦略を両立して進めています。現在、分譲住宅建設５６件が低所得者向け賃貸住宅へ転換されました。国家銀行は建設省と協力して、貧しい人々の住宅購入、または、賃借のために、３０兆ドン（約１５００億円）の融資を行っています」

国の重点的建設工事の実施に関して、政府官房のブ・ドク・ダム( Vu Duc Dam)長官は次のように語りました。

（テープ）

「今回の政府月例会議で、交通運輸省と関連各省の大臣は国道１号線の建設、ホーチミンハイウェイの中部地帯ティグェン地方の区間の建設のため、政府債券の発行に関する提案を発表しました。政府はいくつかの大規模な病院や水利工事、ダムの建設への財源を調達するため、あらゆる手を尽くしています」

これらの対策を実施すると同時に、国家銀行は物価と為替レートの安定化、農業農村への投資に対する貸出金利の引き下げなどに力を入れています。