2011年、ベトナムは「国家貧困解消プログラム」や「2006年から2010年にかけての少数民族居住地域の極めて貧困な状態にある村々の経済社会発展プログラム」、「極めて貧困な状態にある少数民族の人々を補助するプログラムいわゆる30A決議」などの様々なプログラムを確実に実施し、貧困解消における望ましい成果を収めました。
これにより、貧困な状態にある村や住民たちの生活は徐々に改善されています。これらの成果は国内外からの高い評価を得ています。
2011年、ベトナムの経済は様々な困難に直面してきました。インフレ率が上昇し、台風・洪水が多発し、貧しい人々をはじめ全国人民の生活に影響を与えてきました。こうした状態を前に、ベトナム政府は、財政年度の確実な実施や公的投資の再構築、社会福祉の確保の強化、貧困解消プログラムの積極的な実施などを促進しました。そのため、2011年、ベトナムの貧困率は14%に引きさがり、国会が提起した目標を達成しました。
ベトナム労働省病軍人社会事業省所属貧困解消プログラムコーディネート事務所のゴ・チュォン・ティ所長は2011年中、政府の社会福祉の確保に関する政策は貧困な状態にある各家庭及び低所得者、貧しい人々のため医療保険費や低金利の融資の貸出しなどを優先的に補助してきました。総経費は3兆3000億ドンにのぼったと述べ、次のように語っています
「テープ」
「2011年、政府は2006年から2010年にかけての貧困解消プログラムの主な内容を引き続き実施する為に人員整理を優先させると共に、全国の極めて貧困な状態にある62の県に融資額を増額しました。その一方で、「貧しい人々のための日」という基金及び各企業の補助を通じて、極めて貧困な状態にある少数民族の人々を補助するプログラムいわゆる30A決議が様々な成果を収めました。コミュニティへの補助はベトナムの貧困解消事業に寄与していると思います」
ティ所長はこのように語りました。
貧困解消プログラムを実施する為、ベトナム政府は貧困な状態にある人々を対象に医療や教育の発展などのための経費を補助すると共に、職業訓練を行ってきました。その一方で、2011年から2020年までの少数民族の人々が住む地域、僻地、山岳地帯への持続的な貧困解消プログラムに関する政府の決議も発表しました。このプログラムについて北部山岳地帯ソンラ省人民委員会のホァン・チ・トク委員長は次のように語りました
「テープ」
「このプログラムは貧しい家庭や地域などの補助に対する意義を持つものだと思います。このプログラムは国の貧困解消事業に対する人民各層の力を発揮させました」
トク委員長はこのように語りました。
貧困解消におけるベトナムが収めた成果について触れるならば、国際社会の支援について触れる必要があります。昨年12月中旬ハノイで行われた対ベトナム支援者会合で、国際諸組織は貧困解消におけるベトナムが収めた成果を高く評価しました。先ほどのゴ・チュォン・ティ所長は次のように語りました「テープ」
「現在、国際諸組織は、2015年までのベトナムのための貧困解消プログラムを補助する計画を立てています。私たちはEU欧州連合やWB世界銀行、UNDP国連開発計画などとともに検討しています。これにより、これらの国際諸組織はベトナムの極貧地域への補助を集中させることになります。」ティ所長はこのように語りました。
貧困解消を長期的な任務とみなしているベトナムは2012年、貧しい村々のインフラ整備や貧しい人々のため職業訓練などを引き続き実施し、今年の貧困率を10%から11%に引き下げる目標を掲げています。