越・米の貿易関係20周年の成果

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米の対越経済制裁の全面解除20周年記念式

既にお伝えしましたように、2月に、ベトナムとアメリカはアメリカの対ベトナム経済制裁の全面解除20周年を記念しています。

この20年間、ベトナムとアメリカとの関係は相互信頼とより良好な未来へ向かうという新たな段階に入りました。

ベトナム戦争終結直後、アメリカに宛てたメッセージの中で、ベトナムの指導者は「ベトナムは相互尊重の基礎にアメリカとの良好な関係を望んでいる。」と強調しました。その為、ベトナム側は将来に向けてアメリカとの関係を悪化させないように取り組んでいます。ベトナムにおいて、反米運動は存在していません。また、ベトナムはアメリカにもその運動があることを望んでいません。ベトナムはアメリカに正常化を呼びかけました。1977年1月に、アメリカ国務省はベトナムとの正常化へ向けた段取りを出しました。

そして、その17年後の1994年2月3日に、当時のクリントン大統領は、ベトナムに対する経済制裁の全面解除を正式に発表しました。この決定は、今日のような両国関係の深化と全面的発展に寄与してきました。

先頃、チュオン・タン・サン国家主席はクリントン元大統領に宛てた書簡の中で「アメリカの対ベトナム経済制裁の全面解除は両国間の困難な歴史に終止符を打ち、両国関係の新たな時代を切開いた」と強調しました。

現在、とりわけ2013年7月に両国の全面的パートナー関係が構築されて以来、ベトナムとアメリカとの協力はさらに効果的になってきました。ファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように語りました。

(テープ)

「正常化されて以来、両国間の貿易取引額は50倍増となりました。ベトナムの各国関係の中で、これはかなりの増加だといえるでしょう。対ベトナムアメリカ直接投資額は2013年現在、 100億ドルあまりで、ベトナムへの投資国の中で7位に立っています。経済、貿易、投資分野における両国間の潜在力は大きいと言えるでしょう。」

現在、両国はTPP環太平洋経済連携協定の交渉を促しています。

今日のような際立つ結果を収めたことは、両国の指導者、関連各機関、及び国民の努力、特に、アメリカの議員らの積極的な役割に依拠したものです。その中にはジョン・ケリー国務長官の行動が顕著であります。ケリー国務長官は14回もベトナムを訪問しました。2013年12月にベトナムを訪問した際、ケリー国務長官は次のような感想を明らかにしました。

(テープ)

「私は1991年に上院議員としてベトナムを初めて訪問した時、首都ハノイでは自転車ばかりで、自動車やバイクはほとんど見かけませんでした。現在では、ハノイを始めとするベトナム全国に活気ある印象を持つようになりました。ベトナムとアメリカとの正常化以来、ベトナムはアメリカの重要なパートナーの一つです。両国の貿易関係は最も発展している分野でしょう。両国が両国民の共同繁栄の為に緊密に協力し合う時が来ました。」

アメリカの対ベトナム経済制裁の全面解除20周年の記念は両国間の成果を繰り返すと共に、今後さらなる効果的な発展に向かうチャンスとなることでしょう。

 

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