この間7月27日の傷病軍人戦没者の日65周年を記念する様々な活動が行われてきました。これを機に、革命功労者の優遇に関する法令改正が公布されました。この法令改正によりますと、革命功労者や革命活動家、ベトナムの民族解放闘争に参加し、敵に拘束された人に対しては以前は、1回、手当てが支給されていましたが、これからは毎月、手当てが支給されることになります。また、健康ケア、教育、職業訓練、住宅の改修、仕事斡旋、関税の減免、貸し出しの提供などに関する優遇が適用されます。また、功労者の親戚も医療保険の加 入に関する優遇を受けられます。更に、英雄称号を持つ母親や枯葉剤被害者などに対する優遇政策が法令改正に盛り込まれています。

革命功労者
現在、ベトナムにおける革命功労者は880万人にのぼりますが、これは人口の1割に当たります。これまでに、革命功労者に対する優遇政策はかなり整備されてきました。各省庁や地方は、革命功労者の家庭を支援するため、複数の適切な活動を行っています。
中部クアン・ナム(QuangNam)省党委員会のグェン・ドク・ハイ委員長は次のように語っています。(テープ)
「我が省は貧困地域に住む革命功労者に対する「恩に報いる」諸活動を展開してきました。当面、私たちは、革命功労者に対し住宅の提供を促すことになっています。」
ハイ委員長はこのように語りました。

革命功労者の見舞い
党と国家の関心、及び現地住民の支援を受けた多くの傷病軍人や戦没者の遺族及び革命功労者は労働生産において立派な業績をあげ、生活改善に寄与しています。北部イエンバイ(YenBai)省に住む革命功労者の一人であるズオン・ティ・モンさんは次のように語っています。(テープ)
「党と国家は革命功労者に対し極めて配慮してくれます。私たちは我が家の伝統を発揮しながら、革命功労者に値するように、子孫を常に教育しています。」
モンさんはこのように語りました。
この数年間、党と国家は革命功労者への優遇政策システムの完備化を進めており、社会共同体の「恩に報いる」諸活動の強化・拡大を働きかけています。これについて先頃行なわれた革命功労者を表彰する会議でチョオン・タン・サン国家主席は次のように語りました。(テープ)
「党と国家からの配慮や支援を受けているにもかかわらず、一部の傷病軍人、戦没者の遺族、革命功労者はいまだ困難な生活を送っています。ベトナム共産党第11回総会の決議は、引き続き全ての力を活用して、革命功労者とその家族に対する物心両面をさらに改善し、革命功労者への優遇政策の実施を妨げる問題を徹底的に解決し、革命功労者の経済発展へのより積極的な参加に有利な条件を作り出す任務を提示します。」
サン国家主席はこのように語りました。
2013年から、ベトナムにおける革命功労者への優遇政策が完全に実施されることになります。各レベルの省庁や地方の様々な形式や方策及び創造的方法で、革命功労者へのケアはより良好に実現され、社会福祉の確保に寄与し、国の工業化現代化事業を強化すると期待されています。