7日午後、ハノイで、国防省のグェン・チー・ビン次官は、ベトナムを訪問中の日本の衆議院安全保障委員会の江渡聡徳委員長率いる代表団と会見しました。
席上、江渡委員長は「日本はベトナム平和維持センターの人材育成を支援する」とした上で、「現在、日本政府はベトナム海上警察の船舶の造船にODA=政府開発援助を提供するための手続きを進めている」と明らかにしています。
また、江渡委員長は「両国の戦略的パートナー関係の発展および地域内の平和、安定に向けて今後、両国間の国防協力関係が深化してゆくよう」希望を表明しました。一方、ビン次官は「両国間の国防協力関係が絶え間なく発展している」と述べるとともに、「双方が2011年に締結された国防協力覚書の具体化を目指し、更に努力するよう」期待を示しました。
また、ビン次官は中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に石油リグを設置したことに猛反発するという日本の立場に感謝の意を表明しました。